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    ブラックロック、利回り型ビットコインETFを米デラウェア州で登録

    2025年9月25日、米資産運用大手ブラックロックが「ISHARES BITCOIN PREMIUM INCOME ETF」をデラウェア州で法人登録した。現物ビットコインに利回り付与戦略を組み合わせたETFで、米国市場向けの新たな暗号資産投資商品となる。

    目次

    ブラックロックが利回り型ビットコインETFを法定信託で組成

    米デラウェア州国務省の法人検索ページに、「ISHARES BITCOIN PREMIUM INCOME ETF」が登録され、登録番号は「10345703」となった。
    ブラックロックはこのETFを通じ、ビットコイン(BTC)を原資産とする現物ETFに、利回り創出を目的としたカバードコール戦略(※)を組み合わせる計画である。

    同ETFはデラウェア州の法定信託(Statutory Trust)として組成され、受託者が受益者の利益のために資産管理を行う構造を採用している。法定信託はストラクチャードファイナンス取引や資産運用に広く利用される法人形態であり、投資家保護と透明性の確保に寄与する。

    ETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、X(旧Twitter)上で「1933年証券法に基づく現物ETFであり、ビットコインにカバードコール戦略を組み合わせる」と説明している。

    なお、ブラックロックは2024年1月から「iShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)」を運用しており、今回のETFはそれに続く新商品となる。
    「IBIT」は9月25日時点で純資産総額約12兆円相当のビットコインを保有し、暗号資産市場での影響力を拡大し続けている。

    ※カバードコール戦略:保有する株式やETFなどに対してコールオプションを売却し、オプション料を収益として得る投資手法。価格上昇の利益は行使価格までに制限されるが、価格下落リスクは残る。

    利回り型ビットコインETFの波及効果とリスクの展望

    利回り型ETFの導入は、個人投資家や機関投資家に新たな選択肢を提供するという点で市場にインパクトを与える可能性がある。現物ビットコイン保有に加えてオプション収益を得られるため、従来型ETFより安定的なリターンが期待できると考えられる。

    ただし、カバードコール戦略に伴い価格上昇の利益が制限されるため、ビットコインが急騰した場合の利益機会は減少するリスクもある。
    また、オプション取引の複雑さから、投資家には理解と監視が求められることになるだろう。

    市場への波及効果としては、ブラックロックの運用規模やブランド力により、ETFを通じたビットコイン投資がさらに一般化する可能性が高い。これにより、現物市場の流動性や価格形成に一定の影響を与えることも考えられる。

    将来的には、同種の利回り型ETFの導入が相次ぐことで、米国市場における暗号資産投資の選択肢が多様化することが予想される。
    個人投資家が安全性と利回りを両立した商品にアクセスできる環境が整う一方で、金融当局による規制の動向にも注目が集まることになりそうだ。

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