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    くら寿司、AIで笑顔を検知し特典付与 回転レーン活用の新サービス

    2025年9月18日、回転ずし大手のくら寿司は、AIを用いて客の笑顔を検知し特典を提供する新サービスを発表した。大阪や東京の一部店舗で22日から先行導入し、9月中に15店舗まで展開する予定である。

    目次

    笑顔でネコを笑わせ「ビッくらポン!」が当たる仕組み

    くら寿司は、業界大手で唯一導入している回転レーンとAIを活用し、来店客の笑顔を誘う新サービスを発表した。

    回転レーンには約5分に1度、泣き顔のネコが映ったカメラ付き小型モニターが流れ、客が笑いかけるとAIが表情を判定してネコの表情を変化させる。ネコが満面の笑みに変わると、通常は5皿ごとに挑戦できるガチャ型ゲーム「ビッくらポン!」を1回楽しめるチャンスが得られる。

    このシステムでは、カメラで撮影された客の顔画像をモニター内蔵のAIが解析し、笑顔度合いを評価する。視覚だけでなく鳴き声による聴覚的演出もあり、五感を使って楽しめる仕組みだ。

    すでに大阪と埼玉の2店舗で実証運用を実施しており、客の55%が新サービスを利用し、1組あたり平均5.2回参加だった。今後は大阪・関西万博会場内の店舗や訪日客向けグローバル旗艦店など計5店舗に導入し、9月末までに東京や横浜、大阪の計15店舗へ拡大する計画である。

    体験型施策で若年層を呼び込む狙いとリスク

    くら寿司がこの施策に踏み切った背景には、物価高による節約志向で外食控えが続く一方、若年層の外食ニーズは依然として高いとされる市場動向がある。

    特に「Z世代」と呼ばれる10代前半〜20代は、食事そのものよりも「特別な体験」や「記憶に残る体験」を求める傾向があるとみられる。店舗担当者も「時代に合った顧客体験が若年層を中心とした来店につながる」と語っている。

    体験型施策はSNSで拡散されやすく、口コミを通じて集客効果を高めやすいと考えられている。AIと回転レーンというくら寿司ならではの要素を組み合わせた企画は話題性を生みやすく、訪日客の関心を引く効果も期待される。

    来店体験を「コンテンツ化」する取り組みは、外食産業における新たな差別化戦略として注目されつつある。

    一方で、特典コストの増大やシステム維持費といった経済的負担も課題となる。サービス導入後に売上増加が伴わなければ収益性を圧迫するおそれがあるため、長期的には利用状況を見極めながら柔軟な運用が求められる。

    競合他社が同様の仕組みを導入する可能性もあり、独自性をいかに維持するかが成否に影響を与える可能性がある。

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