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    ラルフ ローレン、会話型AI「Ask Ralph」を発表 買い物体験を刷新

    2025年9月9日、米ラルフローレンは新しい会話型AIショッピング体験「Ask Ralph」を発表した。
    アプリ上で利用者が自然な対話を通じてコーディネート提案を受けられる仕組みで、米国での展開を開始した。

    目次

    AIがスタイリスト役に 「Ask Ralph」米国で提供開始

    ラルフローレンは、会話型AIショッピングサービス「Ask Ralph」を米国のアプリ利用者に向けて提供開始した。
    この新機能はマイクロソフトのAzure OpenAI(※)を基盤に開発され、自然言語処理を用いてユーザーの質問に応じ、在庫商品から最適なコーディネートを提示する。

    ユーザーは「コンサートには何を着て行けばいいか」や「ネイビーブルーのブレザーをどう着こなすか」といった、自然言語での要望を入力してAsk Ralphを利用できる。
    要望に合わせてAIが複数の全身コーディネートをビジュアル形式で表示し、商品をそのまま購入することもできる仕組みだ。
    さらに、質問を重ねることで自分の好みに合わせて提案を調整できる点も特徴となる。

    この取り組みは、1990年代末にマイクロソフトとともに業界初期のECサイトを立ち上げた同社の流れを引き継ぐものだ。
    ブランド責任者のデービッド・ローレン氏は、「私たちは再び次世代のショッピング体験を再定義しています」と強調した。

    ラルフローレンはこれまでにもホログラムや4Dプロジェクションなど革新的な技術を小売に導入してきた歴史があり、今回のAI活用もその一環である。
    Ask Ralphは今後、他ブランドや地域への展開が予定されており、世界的な顧客基盤に広がる可能性がある。

    ※Azure OpenAI:マイクロソフトが提供する生成AIサービス。OpenAIの技術をAzureクラウド上で利用可能にし、企業向けに安全性や拡張性を備えたAI基盤を提供している。

    会話型コマースの可能性 利便性と信頼性の両立が課題に

    Ask Ralphの導入は、ファッションECにおける新たな潮流を示すものであり、利用者にとっては大きな利便性をもたらす。
    検索ではなく対話を通じてコーディネート提案を受けられる点は、購買意欲を高め、ブランド体験を強化する効果が期待できる。
    特にファッション分野では、AIによる「発見」と「インスピレーション」が購買行動に直結しやすいと考えられる。

    一方で課題も存在する。AIが提案する内容がユーザーの嗜好に合わなければ、逆に購買意欲を削ぐ恐れがある。
    また、生成AI特有の誤解釈や偏りをどう防ぐか、透明性をいかに確保するかも重要になるだろう。
    さらに、AI利用に伴う購買データの収集は、プライバシーや倫理的課題を浮き彫りにする可能性がある。

    それでも、マイクロソフト幹部が指摘するようにAIは消費者がブランドと関わる方法を変革する段階にある。
    ラルフローレンの試みが成功すれば、高級ブランドにとどまらず、大衆市場でも会話型コマースが広がる契機となるだろう。

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