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    Google Cloud、AP2公開 AIエージェントでのステーブルコイン決済が可能に

    2025年9月16日、米Google Cloudがエージェント向け決済プロトコル「AP2」を公開した。
    コインベースやイーサリアム財団、メタマスクと連携し、AIエージェントによるステーブルコイン決済を可能にする取り組みだ。

    目次

    Google Cloud、AP2でAIエージェントの自律決済を実現

    AP2は、A2A(エージェント・トゥ・エージェント)プロトコルとMCP(モデル・コンテクスト・プロトコル)の拡張として提供されるオープンプロトコルである。
    異なるプラットフォームのAIエージェントと加盟店間での取引を可能にし、ステーブルコイン(※)やクレジットカード、銀行振込など複数決済手段に対応する。

    ステーブルコイン決済は、A2A x402エクステンションによって実現されており、コインベース、イーサリアム財団、メタマスクとの連携で立ち上げられた。これにより、エージェントは自社サービスの収益化やマイクロペイメントの自動処理を行えるようになる。

    AP2では暗号署名付きデジタル契約「マンダート(Mandates)」を活用し、ユーザー指示を改ざん不能な形で証明できる。
    初期リクエストは「インテントマンダート」として記録され、ユーザー承認後に「カートマンダート」が署名される仕組みで、権限付与や責任所在を明確化している。

    さらにAP2は、スマートショッピングやパーソナライズオファー、複数事業者との連携による航空券とホテルの同時予約など、多様な取引モデルにも対応可能である。
    EigenCloudやMesh、Mysten LabsなどのWeb3プロジェクトや、大手金融・決済企業とも連携して展開される計画だ。

    ※ステーブルコイン:法定通貨に価値を連動させた暗号資産で、価格変動が小さく、送金や決済に適したデジタル通貨。

    AIエージェント決済の利便性拡大と潜在リスク

    AP2の導入により、AIエージェントがユーザーに代わって自律的に支払いを処理できる仕組みが実現する。これにより、日常的なマイクロペイメントや定期課金の自動化が可能となり、取引の利便性は飛躍的に向上すると考えられる。

    同時に、AIによる自律決済は権限管理や責任所在の不明確化といった新たなリスクを伴う。
    万が一の誤作動や不正利用に備え、監査可能な取引履歴や改ざん防止の仕組みを整備する必要があるだろう。

    また、ステーブルコインを用いた決済は国際的な取引をスムーズにする利点があるものの、規制の不透明さや法的整備の遅れによる不確実性も存在する。こうした課題に対応することが普及の鍵となりそうだ。今後は、AP2と既存決済インフラや他プロトコルとの連携が進むことで、Web3と従来金融の統合的な経済圏の形成が期待される。
    一方で安全性確保と利便性のバランス調整が、長期的な課題として残るだろう。

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