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    香港ハッシュキー、デジタル資産トレジャリーファンド立ち上げでWeb3推進へ

    2025年9月8日、香港のデジタル資産大手ハッシュキーグループは、アジア最大規模となる「デジタル資産トレジャリー(DAT)エコシステムファンド」を立ち上げると発表した。
    第1フェーズで5億米ドル超の資金調達を目指し、イーサリアムやビットコインのエコシステム支援に重点を置く。

    目次

    DAT特化ファンドで5億ドル超を調達へ

    ハッシュキーグループは香港に本社を置き、デジタル資産取引から資産管理まで一貫して提供する金融コングロマリットである。
    シンガポールや日本、アイルランド、バミューダにも拠点を広げ、国際的な展開を強めてきた。
    今回の発表によれば、DAT(※)に特化したファンドは世界規模でのエコシステム支援を目的とし、初期段階で5億米ドル以上の調達を計画している。

    当面はイーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)の関連プロジェクトに投資し、基盤となるパブリックチェーンの安定化と拡張を後押しする。
    同社はこれを通じて、暗号資産の標準化された管理体制を整備し、Web3エコシステム全体の持続的な発展を狙う姿勢を鮮明にした。

    さらにファンドを通じて、機関投資家にコンプライアンスに沿った形での参入機会を提供することも重要な狙いである。
    従来の不透明な投資環境から一歩進み、透明性と効率性を兼ね備えた資産参加ルートを整えることが、国際市場での信頼獲得につながると考えられる。

    ※DAT(デジタル資産トレジャリー):暗号資産やトークン化資産を組織的に管理・運用する仕組み。従来の財務管理に相当する概念で、透明性・効率性・規制適合性を備えた資産運用を可能にする。

    Web3成長を牽引 DAT市場の好循環とリスク

    今回のDAT特化ファンドは、資本投資だけでなくエコシステム運営にも積極的に関与する点で従来の投資スキームと一線を画す。
    ハッシュキーグループは、投資資金を単に供給するのではなく、企業運営や商業化プロセスに参画し、市場価値の創出から流動性確保までを包括的に支援する方針を掲げた。
    これにより、投資・応用・市場拡大が循環する仕組みが生まれる可能性が高い。

    エコシステムの成長が加速し、アジア発のDAT企業が国際的競争力を高めることが期待される。
    特に、イーサリアムやビットコイン関連のインフラ強化は、分散型金融(DeFi)やトークン化資産の普及にも直結するだろう。

    一方で、急速な資本流入は市場の過熱を招くリスクもある。
    価格変動の激しさや規制対応の不確実性は依然として懸念材料であり、持続可能性の確保には継続的な監視が不可欠である。

    DATの標準化は世界規模の投資家を呼び込む契機になる可能性がある一方で、過度の投機性が再び市場の安定を揺るがす恐れもある。
    今回のファンドがWeb3発展の推進力となるのか、それとも新たなリスクの温床となるのか、今後の動向が注目される。

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