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    ビットコイン「BRC20」が進化 EVM統合でスマートコントラクト可能に

    2025年9月1日、米メディアCoinDeskが報じたところによると、ビットコインのトークン規格「BRC20」がアップグレードされ、「BRC2.0」としてイーサリアム仮想マシン(EVM)を統合した。
    これにより、ビットコイン上でもイーサリアム型のスマートコントラクト実行が可能になる。

    目次

    BRC20が「BRC2.0」に進化、EVM統合で機能拡張

    ビットコインのトークン規格「BRC20」は、Ordinalsプロトコルを基盤に代替可能トークンを発行できる仕組みとして注目を集めてきた。
    今回のアップグレードにより「BRC2.0」と呼ばれる新仕様が登場し、EVM(Ethereum Virtual Machine)がコアロジックとして組み込まれた。

    EVMとは、イーサリアムのスマートコントラクト実行環境で、分散型アプリケーションの基盤となるシステムだ。
    これによって、トークンをプログラム可能にし、中央集権的なガバナンスの必要性を排除できる。

    この発表は、Ordinalsの開発元であるBest in Slotと、BRC20を提案した匿名開発者Domoによって実行された。

    Ordinalsは2023年に登場したプロトコルで、ビットコインに新たな用途を与え、NFTや独自トークンの発行を促進してきた。
    BRC20はその延長線上に位置し、今回のEVM統合がさらに応用範囲を押し広げる形となった。

    Best in SlotのCEOであるEzerel氏は、「Ordinals、Runes、BRC20といったビットコインのメタプロトコルは、単純な計算機のように機能するインデクサー上で動作する。我々はこの『計算機型』のインデクサーをEVMでアップグレードし、BRC20をチューリング完全なものにした」と述べている。

    EVM統合の波及効果 利便性向上とリスクの両面

    BRC20の進化は、ビットコインに新たな利用価値をもたらす可能性がある。最大の利点は、イーサリアムと同様のプログラマビリティを獲得できる点にあると考えられる。
    スマートコントラクトによって、分散型金融(DeFi)、NFT、ゲームアプリケーションなど多様なサービスがビットコインのセキュリティ基盤上で展開できるようになる。
    ユーザーはイーサリアムで培われたコンポーザビリティを享受しつつも、ビットコインの堅牢性で保護されるという体験が可能となるだろう。

    一方で、課題も少なくない。まず、EVM互換環境をビットコインに統合することは、セキュリティリスクや複雑性を増大させる懸念がある。
    ネットワーク負荷や手数料高騰といった、既存のイーサリアム由来の問題が移植される可能性もある。

    今後、BRC2.0が実際にどのようなアプリケーションを生み出すかは未知数だが、ビットコインが単なる価値保存手段から「プログラム可能なお金」へ進化する契機となるのは間違いない。
    EVM統合の成否は、Web3エコシステム全体の勢力図を塗り替える可能性を秘めている。

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