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    Spotify、日本でリアルタイム入札型広告「SAX」を開始 音声ストリーミングの収益化を加速

    2025年8月21日、スポティファイジャパンは、音楽配信サービス「Spotify」のログインユーザーを対象にしたリアルタイム入札型プログラマティック広告「Spotify Ad Exchange(SAX)」の提供を日本で開始したと発表した。
    世界各国に展開済みのサービスが、ついに日本市場にも導入される。

    目次

    広告主がDSP経由でSpotifyユーザーに即時配信可能に

    スポティファイジャパンが発表した「Spotify Ad Exchange(SAX)」は、広告枠をリアルタイムで入札し、配信できる運用型広告の仕組みである。
    広告枠を自動的に売買する仕組みで、DSP(Demand Side Platform)を介して広告主がリアルタイムで入札し、ターゲットに応じた広告を最適に配信できる。

    日本の広告主は「The Trade Desk」「Google Display & Video 360」「Magnite」といったDSPを通じて、音声・動画・ディスプレイ広告をSpotifyのログインユーザーに届けられるようになった。

    SAXはすでに米国、カナダ、欧州、オーストラリア、ニュージーランド、インド、シンガポール、ブラジル、メキシコなどで提供されており、日本は新たな対象市場となる。

    SAXの導入により、広告主は既存のDSP環境をそのまま活用し、キャンペーン設計やターゲティングを統合的に管理できるようになる。
    これにより、複数の媒体をまたいだオムニチャネル施策との連携が容易になり、広告効果の最大化が期待される。

    精度高まるターゲティング 市場拡大も、ユーザー体験との両立が課題

    SAX導入の最大のメリットは、リスナーの嗜好や行動データに基づいた高度なターゲティングをリアルタイムで実現できる点にある。
    たとえば、特定の音楽ジャンルを聴くユーザーに合わせた広告を即座に差し込めることは、広告主にとって効率的なリーチを実現できるだろう。

    一方で、ユーザー体験とのバランスは課題になると思われる。
    Spotifyは音楽やポッドキャストを「没入体験」として提供してきた経緯があるため、広告の過剰表示は離脱リスクを招きかねない。
    広告効果を高めつつ、ユーザーの快適さを維持するためには、配信頻度やフォーマットの調整が重要になるだろう。

    市場への波及効果としては、Spotifyの広告収益拡大はもちろん、オーディオ広告市場全体の成長を後押しする可能性がある。
    特に日本では、動画広告に比べ音声広告の浸透度がまだ低いとされるが、SAXの登場は広告主の関心を高める契機になり得る。
    今後は競合プラットフォームの動向も含め、オーディオ広告市場の構造変化に注目が集まるだろう。

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