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    トランプ家、暗号資産マイニングに進出 サムザップがドージハッシュを買収

    2025年8月19日、米サムザップ・メディア・コーポレーションがドージハッシュ・テクノロジーズを全株式交換で買収すると発表した。ドナルド・トランプ・ジュニア氏が筆頭株主を務める同社は、デジタルマーケティングから仮想通貨マイニング事業に本格参入する。

    目次

    サムザップ、223億円規模でドージハッシュ取得しXDOG上場へ

    今回の取引では、ドージハッシュ株主に対しサムザップ株3,070万株が割り当てられ、終値ベースで総額1億5,380万ドル(約223億円)と評価された。
    合併後は社名を「ドージハッシュ・テクノロジーズ・ホールディングス」とし、年内に株主承認を経てティッカーシンボル「XDOG」でナスダック上場を目指す予定だ。

    ドージハッシュは、北米の再生可能エネルギーを用いたデータセンターで約2,500台のScrypt ASICマシン(※)を稼働し、ドージコインやライトコインの採掘を行っている。2026年にはさらに拡張を計画しており、低コストでの採掘体制を強化する方針である。

    背景には、サムザップが7月に約5,000万ドル規模の株式公開を実施し、資金調達を終えたことがある。この資金をもとに、同社はドージコインのDogeOSレイヤー2を活用した分散型金融(DeFi)への投資も進め、採掘収益の引き上げを狙う。

    トランプファミリーは、既にドナルド・トランプ・ジュニア氏とエリック・トランプ氏がハット8を通じてアメリカン・ビットコインを設立している。
    さらに、ドナルド・トランプ大統領が後押しするワールド・リバティ・ファイナンシャルも大規模契約を進めるなど、暗号資産事業の拡大を加速させてきた。

    一方、サムザップ株は発表当日に41%下落し5.01ドルを記録した。
    長期的な成長期待と市場の警戒感が交錯している状況と言える。

    ※Scrypt ASICマイニングマシン:特定の暗号通貨アルゴリズム(Scrypt)に特化した専用ハードウェアで、高速計算によるブロック報酬獲得に用いられる機器。

    暗号資産マイニング拡大の利点と課題、トランプ家戦略の行方

    今回の買収は、暗号資産業界においてトランプ一族が長期的影響力を拡大する契機になりうる。再生可能エネルギーを用いたマイニングは、環境配慮と収益性を両立させるモデルとして注目され、規制当局からも一定の評価を得られる可能性がある。

    一方、暗号資産市場の価格変動リスクは依然大きいため、マイニング設備の高額投資回収や電力コスト変動への耐性が課題となるだろう。株価急落は短期的な市場不安を反映しており、事業運営には資金調達や流動性管理が不可欠であると考えられる。

    しかし、自社インフラによるマイニングとDogeOSを活用したDeFi戦略が成功すれば、単なる報酬獲得にとどまらず、金融サービス拡大に直結する可能性が高い。
    これにより、暗号資産市場での競争優位を確立できる展望もある。

    今後は、同様の動きを他の投資家や大手企業が追随するかどうかが焦点となるだろう。
    トランプ一族が展開する暗号資産帝国は拡大を続けると思われるが、その持続性は市場環境と規制動向に大きく左右されると言える。

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