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    江戸川区発、AI作曲衛星「ハモるん」打ち上げへ 宇宙×音楽の新体験

    2025年8月8日、江戸川区の一般社団法人リーマンサットスペーシズは、民間宇宙開発「リーマンサット・プロジェクト」の3号機「RSP-03(通称ハモるん)」を同月24日(日本時間午後3時45分)に打ち上げると発表した。衛星はAIで作曲した宇宙音楽を地上に届ける。

    目次

    1Uサイズ衛星「ハモるん」が宇宙で音楽作曲

    リーマンサット・プロジェクトは社会人が趣味として宇宙開発に取り組む民間チームである。プロジェクトは「誰もが参加できる宇宙開発の実現」を掲げ、キューブサット(※)の開発や宇宙関連コミュニティとの連携を進めてきた。

    今回打ち上げられる「RSP-03」は1Uサイズ(10センチ四方)の小型人工衛星で、宇宙空間で取得した星空データや周囲環境情報を基にAIが自動作曲を行う。生成された音楽は地上に送信され、専用サイトで一般公開される予定である。

    衛星は国際宇宙ステーション(ISS)補給船「SpX-33」によって運ばれ、到着後「きぼう」日本実験棟から軌道に投入される計画である。打ち上げ後、約1カ月でISSから放出されミッションを開始する。
    衛星筐体は星座と音楽をイメージしたデザインで、アマチュア無線コミュニティーとの連携も視野に入れる。

    プロジェクトマネジャーのヒロシ氏は「多くの苦労があったが、支えてくれた皆さんと仲間のおかげで『ハモるん』は宇宙へ行ける」と語り、打ち上げの実現に感謝の意を示した。
    なお、打ち上げ時刻は天候やISSの状況により変更される可能性がある。

    ※キューブサット:10センチ立方の規格化された超小型人工衛星。低コストで開発・打ち上げが可能なため、大学や民間団体が幅広く活用している。

    宇宙×AI音楽が切り拓く新市場 期待と課題の両面

    AIによる自動作曲と宇宙データを掛け合わせる今回の取り組みは、従来の人工衛星の枠を超えたエンターテインメント分野への応用事例と言える。衛星が取得した情報を創作物に変換して公開することで、科学技術を文化や芸術と結び付ける新たな市場の創出が期待される。

    メリットの一つは、宇宙開発を難解な専門領域から解き放ち、一般市民の参加意欲を高める点にある。こうしたプロジェクトはSNSなどを通じて拡散されやすく、教育や地域活性化に波及効果をもたらすと考えられる。
    また、宇宙データの利用価値を広げ、民間主導の開発を後押しする効果も期待できる。

    一方で、小型衛星は運用期間が短く通信や電力に制約があるため、安定的にデータを取得し楽曲を生成できるかは不透明だ。また、AIの作曲結果がどの程度「音楽」として受容されるかは未知数であり、評価が分かれる可能性もある。

    将来的には、宇宙×AIの組み合わせが教育、観光、メタバースなど多領域に広がるシナリオも想定される。宇宙産業の裾野を広げる契機となり得る一方で、実用性と持続性をどう確保するかが次の焦点になるだろう。

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