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    メタプラネット、BTC評価益100億円で黒字転換 価格回復が業績押し上げ

    2025年8月13日、東京のメタプラネットが2025年12月期中間決算を発表した。
    ビットコイン評価益100億3500万円を計上し、売上高・利益とも大幅増となった。価格回復が業績改善を後押しした格好だ。

    目次

    BTC価格反発で営業益14億円、純利益60億円超に

    メタプラネットは2025年1月1日から6月30日までの中間決算で、売上高21億1600万円を記録し前年同期比1156.0%増と急伸した。
    営業利益は14億900万円で、前年同期の1億1500万円の赤字から黒字に転換した。

    最大の要因は、営業外収益として計上されたビットコイン評価益(※)100億3500万円である。これにより経常利益は105億6500万円となり、前年同期の1億7600万円の損失から大幅な黒字へと転じた。
    最終的な親会社株主に帰属する中間純利益は60億5900万円に達した。

    背景には第2四半期におけるビットコイン価格の上昇がある。
    CoinMarketCapのデータによれば、日本円建て価格は4月1日時点の約1238万円から6月30日には約1566万円まで上昇していた。第1四半期には価格下落で評価損74億1300万円を計上し、最終損益が50億4600万円の赤字だっただけに、反発局面の恩恵は大きい。

    同社は6月末時点で13,350BTCを保有しており、現在は18,113BTCに増加。
    総資産は2382億1400万円に拡大している。

    ※ビットコイン評価益:企業が保有するビットコインの時価が取得時より上昇した場合に、その差額を利益として計上する会計処理。価格下落時には評価損として損益に反映される。

    BTC依存の収益構造、好業績の持続性に課題

    今回の黒字転換は市場回復の波に乗った結果であり、同社の財務体質改善に一定の効果をもたらすと考えられる。
    一方で、ビットコイン価格変動への依存度が高い構造は依然としてリスク要因だ。評価益は価格が上昇している間は収益に直結するが、下落局面では評価損として業績を圧迫する。

    暗号資産市場は世界的な金融政策や規制動向に敏感であり、価格の急変動は避けられない。特に2025年後半は、米国やEUにおける暗号資産規制の強化が検討されており、価格に影響を与える可能性がある。
    その中で、保有BTCの増加は長期的な資産価値の上昇を狙った戦略とも見られる。もし価格上昇基調が続けば、今後の決算にも好影響を与えるだろう。

    しかし、中長期的には、暗号資産の値動きに依存しない収益源の確立も見据え、事業領域の多角化やリスクヘッジ手段の導入が鍵となるだろう。
    市場環境の変化を見極めつつ、資産運用型から事業収益型への転換を進められるかが、企業価値の持続的成長を左右すると考えられる。

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