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    ソラナ、分散型Web3スマホ「Solana Seeker」 50カ国以上で出荷開始

    2025年8月4日、米ソラナモバイルはWeb3スマートフォン「ソラナシーカー(Solana Seeker)」の出荷開始を発表した。対応国は世界50カ国以上で、購入者への配送は数週間内に順次行われる見通しとなっている。

    目次

    ソラナモバイル、「Seeker」でWeb3スマホ市場に本格参入

    「ソラナシーカー」は、2024年1月に受付が開始され、15万台以上の注文を集めた「チャプター2(Chapter2)」をリブランディングした製品で、販売価格は500ドル(約7万3,490円)に設定されている。

    本モデルには、ハードウェアレベルで秘密鍵を管理する「Seed Vault」や、譲渡不可トークン「Seeker Genesis Token」、自己管理型ウォレット「Seed Vault Wallet」、個人識別用「Seeker ID」などが標準搭載される。

    さらに、分散型アプリストア「Solana dApp Store」もプリインストールされており、ユーザーは中央集権的なアプリストアを介さずWeb3アプリを直接利用できる仕様だ。

    5月には、シーカーに「TEEPIN(Trusted Execution Environment Platform Infrastructure Network)」と呼ばれる分散型モバイルインフラを導入する計画が発表されていた。
    このアーキテクチャは、ハードウェア層・プラットフォーム層・ネットワーク層の三層で構成されており、他のデバイスメーカーへの技術展開も視野に入れられているという。

    また、プラットフォーム内経済圏を支える独自トークン「SKR」の導入も予定されており、ユーザー・開発者・ハードウェアメーカーの利害調整を通じて、エコシステムの分散化と共同所有への移行を促す仕組みとして期待されている。

    Web3モバイル分散化の成否 ユーザー主体の経済圏構築がカギ

    ソラナモバイルのWeb3スマートフォン戦略の最大の利点は、モバイルプラットフォームの中央集権構造を排除し、ユーザーが主体となるエコシステムを実現できる点だろう。
    従来のアプリストアで発生する手数料や規制を回避できるため、開発者にとっても収益性の高い環境が期待できる。

    一方で、利用者側にとっては自己管理型ウォレットや秘密鍵の管理が求められるため、セキュリティ意識の低い層にとっては敷居が高いと考えられる。特にWeb3に不慣れな一般ユーザー層がどこまで受け入れるかが普及の課題となるだろう。

    またTEEPINによる三層構造は、信頼性の高いモバイルインフラを分散型で提供するという挑戦的なアプローチだが、技術的成熟度や他メーカーとの連携次第では普及速度にばらつきが出るリスクも想定される。

    とはいえ、SKRトークンによるユーザー還元やエコシステムガバナンスの分散化が成功すれば、ソラナモバイルがWeb3時代のモバイルプラットフォームを先導する存在となる可能性は高い。
    今後の市場反応と競合他社の動向が、シーカー戦略の成否を左右するだろう。

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