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米ゲームスクエアが希少NFTを約7.5億円で取得 ETH利回り戦略の一環として注目集まる

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年7月24日、米ナスダック上場のゲームスクエア・ホールディングスは、DeFiプロトコル創設者ロバート・レシュナー氏から、希少なNFT「クリプトパンク」を515万ドル(約7.5億円)で購入したと発表した。
同社はETHトレジャリー戦略の一環として、年6〜10%の利回りを狙うNFT投資を進めている。今回の発表は、その初動として注目できる。

ゲームスクエア、「カウボーイエイプ」NFTを初取得

クリプトパンクとは、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFT(※)を指す。
総発行数は10,000点で、その1つ1つが異なる「キャラクター」と「属性」の組み合わせを持つ、唯一無二のものとなっている。

今回ゲームスクエアが取得したのは、全1万体中24体しか存在しない「カウボーイエイプ」スタイルのクリプトパンクNFT。
最希少クラスとされるこのNFTは、長年コレクター市場で“聖杯”と呼ばれてきた。

今回の取引でゲームスクエアは、ロバート・レシュナー氏から同NFTを約515万(約7.5億円)ドルで購入。
支払いは優先株式として発行され、普通株約340万株(1株1.5ドル)への転換権が付与された。
同社にとって初のNFT直接投資であり、トークン化とデジタル資産運用へのシフトを明確に示した動きとなる。

CEOのジャスティン・ケナ氏は「当社初の『聖杯』NFT投資として、差別化された資産管理戦略の一環」と述べた。
あわせて、レシュナー氏が率いるスーパーステート社と連携し、株式のトークン化を可能にする「オープニング・ベル・プラットフォーム」の活用も模索しているという。

ゲームスクエアは「NFT利回り戦略」の一環として、保有NFTをETHエコシステム内で運用し、年6〜10%の安定収益を得る方針だ。
運用は、アドバイザーのライアン・ズラー氏が率いる1OF1 AGが担当。
NFTを軸としたマーケティング戦略やコミュニティ形成も視野に入れており、資産としての収益性とブランド価値を両立させる設計だ。

※NFT(Non-Fungible Token)
代替不可能なデジタル資産で、所有権や希少性をブロックチェーン上で証明できる。アートや音楽、ゲーム内アイテムなどが主な対象。

NFT活用の利回り戦略のメリットとリスク

今回の戦略のメリットは、NFTがもつ希少性と話題性を通じて、企業価値およびETHベースの資産ポートフォリオの差別化を図れる点にあると考えられる。
有名なNFTを保有することで、単なる投機ではなく、象徴的資産としてのブランド形成にも寄与する可能性が高い。

一方で、NFT市場の価格変動性は依然として高く、実物資産の裏付けがないことから、市場全体のセンチメントに大きく左右される可能性があることには注意が必要そうだ。
今回のNFT取得が「資産性」としての合理性を維持するには、継続的なプロモーションやコミュニティ形成を通じた価値維持が不可欠だろう。

直近では1アドレスが2080 ETH(約11億円)で45体のクリプトパンクNFTを一括購入した事例も確認され、NFT市場全体も活況を呈している。
資産性の再評価が進む中、NFTとETHの相乗効果を狙う企業の動きは今後さらに加速する可能性がある。

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