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    国内HCI市場、プライベートAI基盤で2029年に731億円規模へ成長加速

    2025年7月22日、IDC Japanが国内ハイパーコンバージドシステム(HCI)市場の最新予測を発表した。プライベートAIを支える基盤としてのHCIの役割が強まり、今後5年間で市場拡大が加速する見通しだ。

    目次

    国内HCI市場は仮想化環境刷新とAI基盤ニーズで堅調成長

    IDC Japanの予測によれば、国内HCI(※)市場は2024年から2029年にかけて年平均成長率(CAGR)4.1%で推移し、2029年には731億2200万円の市場規模に達する見込みである。
    成長要因には、仮想化ソフトウェアのライセンス体系変更による仮想化環境のモダナイゼーションや更改需要が継続している点が挙げられる。

    また、金融機関や官公庁などの大規模ユーザーと中小規模の企業では、機能性やコスト、信頼性に対する要求が異なるため、移行方針にも差異が生じている。
    こうした多様なニーズを反映しながらも、仮想化ソフトウェアの見直しの過程でHCIの採用が広がり、市場は安定的に拡大している状況だ。

    さらに、中長期的にはプライベートAIの推論処理やオンプレミス・エッジ環境へのAIワークロード展開が活発化し、AIインフラの多様化・複雑化に拍車がかかると予測される。
    HCIは、これらのAI開発基盤となるコンテナープラットフォームを統合管理し、自律運用を可能にするため重要な役割を果たす。

    IDC Japanの宝出幸久リサーチマネージャーは、専有環境でのプライベートAI統合基盤としてのHCI需要が市場成長を一段と押し上げると指摘し、今後の拡大に期待を寄せている。

    ※HCI(ハイパーコンバージドシステム):サーバー・ストレージ・ネットワークなどのITインフラをソフトウェアで統合し、一体的に管理・運用可能にしたシステム。

    プライベートAI基盤としてのHCIがもたらす利点と課題

    HCIがプライベートAI基盤として注目される最大のメリットは、オンプレミス・エッジ・クラウドをまたぐインフラを一元管理し、自律運用を実現できる点にあると考えられる。
    これにより、AI推論処理の効率化や運用負荷の軽減が期待される。

    また、HCIは仮想化環境の刷新に伴う更改需要を喚起し、幅広い企業規模や業種で導入が進む可能性が高い。専有環境のセキュリティ強化やレイテンシ低減の観点からも、中堅中小企業から大手まで利活用が拡大しやすい。

    一方で、AIインフラの多様化が管理の複雑化を招き、専門知識不足や運用コストを増加させる可能性があることは無視できない。特に中小規模ユーザーには、導入のハードルが残るため、サポート体制の充実が不可欠だろう。

    今後は、プライベートAIの普及に伴うAIワークロードの増加がHCI市場をさらに押し上げる見込みだが、ユーザーごとのニーズを的確に捉えた製品・サービスの展開と運用支援を行えるかどうかが、成功の鍵となるだろう。

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