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    OpenAI「o1」のAI開発者チョン・ヒョンウォン博士、メタのMSLに移籍

    2025年7月15日、米メディア「Wired」の報道により、米OpenAIで次世代AI「o1」の開発に携わった韓国人研究者チョン・ヒョンウォン博士が、米メタ(旧Facebook)の新設AI研究組織「メタ・スーパーインテリジェンス・ラボ(MSL)」に移籍することが明らかとなった。

    目次

    o1開発の中核研究者がメタに移籍、MSLに合流へ

    米OpenAIでマルチモーダルAI「o1」の開発を担っていたチョン・ヒョンウォン博士が、メタのAI戦略の中核を担う新組織「MSL」への移籍を決めた。
    米IT専門誌「Wired」などによると、OpenAIのジェイソン・ウェイ氏と共にMSLへ合流する見通しだという。

    チョン博士は2019年に米マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得後、4年間Google傘下のAI研究機関「Google Brain」で大規模言語モデル(LLM)や推論技術に携わった。
    2023年からはOpenAIに所属し、「o1」や「Deep Research」などの主要プロジェクトに参画。言語の意味理解・翻訳・推論において中心的な役割を果たしていた。

    特にo1では、韓国語の崩れた文体を自然な英語に変換するデモが注目され、その推論精度の高さは研究者間でも話題となった。
    チョン氏はかつて「形式が崩れた韓国語は韓国人にはすぐ理解できるが、AIには難易度が高い。こうした推論能力こそがo1の真骨頂だ」と語っていた。

    メタは2025年6月にMSLを設立し、OpenAIやGoogle DeepMindからの人材獲得に注力している。すでに10名以上のOpenAI出身研究者がメタに移籍しており、今回のチョン氏の合流はその戦略の一環と位置付けられる。

    メタの“超知能構想”に弾み AI人材獲得競争は新局面へ

    チョン・ヒョンウォン博士の移籍は、メタが進める「スーパーインテリジェンス(超知能)」構想の本格化を示す動きと見られる。
    MSLは汎用AI(AGI)を超える能力を持つAIの開発を目指しており、その中核に推論と言語理解の専門家を配置している。

    メタのザッカーバーグCEOはこれまでも「人間に匹敵する知能を持つAIの創出」を掲げ、社内資源を大規模に再配置してきた。
    今回の移籍劇は、OpenAIやGoogleといった先行企業に対抗するための“人材戦”であると同時に、MSLの研究が既に実装フェーズに近づいていることを示唆する。

    一方で、こうした人材流動は研究の流派や企業文化の違いに起因する摩擦も引き起こす可能性がある。
    また、技術面では、o1で実現された“崩れた文体の意味理解”や“マルチモーダル統合推論”が、MSLにおける超知能開発の基盤技術となる可能性がある。
    今後、メタがどのような形でこれらの技術を発展・応用していくのか、業界の注目が集まっている。

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