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村上信五モデルのAIが登場 北大阪急行の忘れ物チャットに対応

2025年7月14日、北大阪急行電鉄はタレント村上信五氏をモデルにしたAIキャラクター「AIシンゴ」を、忘れ物問い合わせ用のチャットに期間限定で導入することを発表した。
関西弁で応対する独自の仕組みに注目したい。

目次

忘れ物検索にAIシンゴ 村上信五の“関西弁AI”が対応

北大阪急行電鉄は、2025年7月15日から8月14日までの1カ月間、落とし物の問い合わせに対応するチャットシステムに「AIシンゴ」を導入する。これは、SUPER EIGHTの村上信五氏をモデルにしたAIキャラクターで、関西弁を使って親しみやすく案内を行うのが特徴だ。

AIシンゴは、株式会社findが提供する「落とし物クラウドfind」上で、北大阪急行の各駅(緑地公園駅~箕面萱野駅)にて稼働する。
findは2024年6月より、北大阪急行の全駅に同システムを導入しており、利用者はチャットで24時間いつでも忘れ物の検索や問い合わせが可能だ。AIによる自動マッチングにより、問い合わせ対応の迅速化と返還率の向上を実現してきた。

村上氏自身も、AI技術を活用したバーチャルタレント事業を手がけており、findの和田龍COOが村上のラジオ番組に出演したことをきっかけに、今回のコラボレーションが実現した。村上氏が大阪府北摂地域出身であることから、地域性との親和性も評価され、北大阪急行が舞台に選ばれたという。

利用者は、同社のチャットアカウント(ID:@kitakyu_find)にアクセスし、忘れ物情報を入力すれば、AIシンゴが“まるで村上氏本人のような”関西弁で対応してくれる。
問い合わせは原則として午後9時までに対応され、以降のものは翌日に持ち越される。

地域活性とAIの融合 “親しみ”が生むユーザー体験の変化

今回の取り組みは、鉄道事業者が抱える落とし物対応の効率化と、ユーザー体験の質向上を同時に実現する先進的な事例である。通常、無機質な対応になりがちなAIチャットに、タレント性や地域色を加えることで、利用者にとって心理的なハードルが下がると考えられる。

特にインバウンド観光客や高齢者層にとって、慣れ親しんだ話し方や文化的背景を反映したAIは、従来のテクノロジー以上に安心感を与える可能性がある。村上氏の関西弁やユーモアある語り口がその役割を果たしており、「人に相談している感覚」で利用できることが期待される。

さらに、この取り組みはAIのパーソナライズ化(※)がもたらす新たな価値を示している。AIが単なる情報提供にとどまらず、感情的な接点を担う存在として活用されることで、自治体や企業にとってのコミュニケーション戦略にも変化が生まれつつある。

ただし、タレント活用型AIの普及には、技術的な整合性だけでなく、法的・倫理的な枠組みの確立が不可欠である。ガイドラインやライセンスの整備が追いつかなければ、類似サービスの乱立や混乱を招くおそれもある。
今後は、「感情的インターフェース」としてのAIに対し、制度面からの支援と監視体制の構築が求められる段階に入っていくだろう。

※パーソナライズ化:利用者の属性や行動履歴に基づいて、AIが個別に最適化された応答やサービスを提供する仕組み。ユーザー体験の質向上を目指す技術として近年注目されている。

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