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    リップル、XRPL活用の起業家支援開始 RWAトークン化や企業向けDeFiに注力

    2025年7月3日、米リップル(Ripple)社はXRPレジャー(XRPL)を活用した起業家支援プログラム「XRPLアクセラレータ」を発表した。現実資産(RWA)のトークン化や企業向けDeFiを中心に、AIとの融合にも取り組む計画だ。

    目次

    XRPLアクセラレータが目指すRWA・企業向けDeFiの拡大

    リップル社はXRPレジャーのエコシステム拡大を目的に「XRPLアクセラレータ」を始動させた。これは12週間の集中プログラムで、現実資産のトークン化や企業向けDeFi、さらにAIとブロックチェーンの統合に重点を置く。
    フィンテックインキュベーターのテニティ社と提携して実施され、第1回は2025年9月から11月に開催予定である。

    参加企業は最大20万ドル(約2,900万円)の助成金を受け取れるほか、リップル社のグローバルネットワークや業界専門家によるメンタリング、トークン設計や市場参入戦略の支援も受けられる。
    プログラムはバーチャルとシンガポールでの対面集中セッションを組み合わせたハイブリッド形式で実施され、最終段階には投資家向けデモデイが用意されている。

    シンガポールは既にブロックチェーン分野のハブとして成長しており、2024年には約7.5億ドル(約1,087億円)の投資を集め、フィンテック投資総額の60%を占めた。
    リップル社は「XRPLアクセラレータ」を通じて、この地のスタートアップと人材育成をさらに加速させたい考えだ。

    AI融合が鍵 Web3企業成長の起爆剤となるか

    XRPLアクセラレータは、短期的にはシンガポールを中心に成果を上げる可能性がある。
    規制が成熟した市場では、RWA(※)トークン化や企業向けDeFiサービスが次々と立ち上がり、投資家の関心を集めるだろう。
    AIとの融合による新たなユースケース創出も、Web3分野の差別化要因として期待できる。

    しかし、中長期的にプログラムの影響力をグローバルに拡大するためには、規制調整やセキュリティ強化が不可欠になると考えられる。
    特に、米国や日本といった主要市場での法的障壁を乗り越えられるかが重要な課題だろう。また、XRPL上で生まれるサービスがどの程度の市場シェアを確保できるかも不透明であり、他のブロックチェーンとの競争が激化すると予想される。

    リップル社が持つ技術力とグローバルネットワークを活用しつつ、規制順応性を高めることができれば、XRPLアクセラレータはWeb3のエコシステム形成における重要なプラットフォームへと成長するだろう。逆に、規制リスクや市場の関心低下が続けば、地域限定的な成果にとどまる可能性も否定できない。

    ※RWA(現実資産):不動産、株式、債券などの実世界に存在する資産をトークン化し、ブロックチェーン上で取引可能にする技術。

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