元NMB48の吉田朱里氏、ChatGPTでメイク指南 AI提案の仕上がりに称賛の声

2025年7月3日、元NMB48で美容系クリエイターの吉田朱里氏が、自身のYouTubeチャンネルにChatGPTを活用したメイク動画を公開した。AIが提案したナチュラルかつ大人っぽい仕上がりに対し、視聴者からは「真似しやすい」といった好意的な反応が寄せられている。
AIがパーソナルデータから最適メイクを提案
吉田朱里氏は、NMB48の初期メンバーとして10年間活動後、2016年にYouTubeチャンネルを開設している。美容・メイクに特化した内容で支持を集めており、登録者は現在100万人を超える。
今回の動画では、会話型AI「ChatGPT」を用いて、自身に似合うメイクをAIに相談するという新たな試みに挑戦した。
吉田氏は「吉田朱里が似合うメイクを事細かく教えて」とプロンプトを入力。すると、骨格やパーソナルカラー、ブランディング戦略まで踏まえた具体的な提案が返ってきたという。
ベースメイクでは「血色補正のためにピンクベージュ系のコントロールカラーを使用」とのアドバイスに従い、ファンデーションはChatGPT推奨の「ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ」を選択。
仕上がりテーマとして「透明感・可愛げ・品・ちょい色気」が提示され、その方針に沿ってメイクを進めていった。
眉の仕上がりは普段のメイクと大きな違いはなかったものの、目元やシェーディングではAIの提案に従い新たなスタイルを試すことに。特に鼻筋と小鼻の横へのシェーディングには「あんまりいつもここ入れへんねんけど」と戸惑いを見せつつも柔軟に対応していた。
メイクアドバイスにAI活用、今後のトレンドになるか
今回の動画公開後、コメント欄には「ナチュラルで真似しやすい」など、視聴者からの称賛が寄せられた。従来の「あかりんメイク」とは異なり、AIが導き出したスタイルによって吉田の別の魅力が引き出された形だ。
メイク系YouTubeコンテンツはすでに飽和状態にあるが、ChatGPTを用いたアプローチは新鮮であり、視聴者からの注目を集めやすいと思われる。
特に今回のように、プロンプトを工夫すれば自分に合った提案が得られるという点は、多くの美容ファンにとって魅力的だろう。
一方で、AIの提案がすべての肌質・顔立ちに適合するとは限らないという課題も残る。吉田氏のように自身の特徴を理解しつつ、AIの意見を参考にするスタンスが重要になりそうだ。今後は、AIによるメイク提案アプリや、インフルエンサーとの連携によるパーソナライズド・ビューティーの可能性も広がっていくと予想される。
美容とテクノロジーの融合は、エンタメ領域においても注目すべき潮流となるだろう。