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    「ジュラシック・ワールド3」生成AI使用アセットを削除へ コミュニティの反発受け開発側が方針転換

    2025年6月24日、英ゲーム開発会社Frontier Developmentsは、開発中の「ジュラシック・ワールド・エボリューション3」において、生成AIで作成されたアセットの削除を発表した。
    Steamコミュニティでの反発を受けたもので、公式ストア表記も修正された。

    目次

    開発元、生成AIで作成した科学者アバターを撤回

    Frontier Developmentsが手がける新作シミュレーションゲーム「ジュラシック・ワールド・エボリューション3」を巡り、Steam上で生成AI使用に関する議論が巻き起こった。

    発端は、Steamストアページに記載された「科学者のアバターは生成AIで作成された」という一文である。現在は削除されているが、PC Gamerなどの海外メディアはページのアーカイブをもとにその記述を報道した。

    この表記が注目された背景には、Steamのポリシーがある。同プラットフォームでは、生成AIを使用しているゲームに対し、その内容を明記することが義務付けられているためだ。

    コミュニティスレッドでは、「主要キャラでなければ問題ない」とする容認派と、「アーティストに対する侮辱」「今後もAI活用が常態化する恐れがある」といった懸念を示す反対派が18ページにわたり議論を展開した。

    こうした声に対応し、開発チームは6月24日、同スレッド上で「生成AIによる科学者ポートレートの使用は取りやめた」と明言。ストアページからも関連記述を削除した。Game Watcherによれば、同社は「初期フィードバックを受け対応した」とのコメントを寄せている。

    生成AI活用と創作の境界線 今後の開発現場に課題も

    今回の対応は、生成AIの導入に対するプレイヤーの受け止め方を反映したものだ。特に、クリエイターとの信頼関係や、著作権・労働の倫理的観点が問題視された点は大きい。

    生成AIは、開発効率を高める技術として注目を集めており、NPCや背景素材など、一部領域では実用が進んでいる。
    だが、ユーザーがキャラクターの個性や表情に強く感情移入するゲームジャンルでは、AI生成物に対する拒否反応も根強い。

    また、SteamのようにAI利用の透明性を求める姿勢が広がれば、開発段階からの説明責任も重くなる。制作側にとっては、コスト削減と品質確保のバランス、そしてユーザーへの信頼構築という三つの課題が今後さらに重要になる。

    Frontier Developmentsは、本件への対応を通じて、開発とユーザーの対話を重視する姿勢を示した。
    今後も生成AIの導入には、作品のジャンルやプレイヤーの期待を見極めた慎重な判断が求められるだろう。

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