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    PFU、AI時代に合わせた新スキャナを発表 AI統合で「いつでも・どこでも・端末問わず」スキャンを実現

    2025年6月24日、PFUは東京・秋葉原で次世代スキャナ「ScanSnap iX2500」を発表した。
    生成AI時代に対応したスキャナで、紙情報の構造化による学習支援機能や、場所・デバイスを問わず使える柔軟性が特徴だ。

    目次

    紙をAIに活用、「時・場所・デバイス自由自在」の新iX2500登場

    PFUは6月24日、スキャナの新製品「ScanSnap iX2500」を発表し、同日に秋葉原で製品発表会を開催した。
    ScanSnapシリーズ累計730万台超、全製品累計1600万台販売の節目となるフラグシップモデルである。

    発表会で取締役の宮内康範氏は、スキャナーが生成AIの将来の問題を解決する一つの手段になりえるというビジョンを示した。
    宮内氏は、生成AIの学習リソースが、インターネット上から枯渇する「2026年問題」に言及。
    ネット上のデータだけではなく、紙の情報をAIが利用しやすいようにデータ構造化することが、学習基盤となる新たな可能性であると説明した。

    また、開発担当の今村博貴氏も登壇し製品の詳細を説明した。
    静電容量式タッチパネルの大型化や傾き検知、出先での利用を可能にするプロファイル保存など、ハード、ソフト面の進歩を強調。
    デザイン面でも、「陰翳礼讃(薄暗い明かりに象徴される日本の伝統美学を意識したデザイン)」に刷新しているという。

    さらに、これらの機能を支える自社開発SoC「iiGA(※)」も発表され、今後は業務用fiシリーズにも展開予定とした。

    実演では、スマホとのペアリング、ドラッグ&ドロップによる外部サービス連携、内部基板の公開といった機能が披露された。
    また、「ScanSnap Spot」協力パートナーの公募や、総額100万円の「SCAN to AI」アイデアコンテストも発表され、一般ユーザーの活用機会拡大を図る姿勢を示した。

    ※ iiGA:PFUが独自開発したスキャナ向けSoC(システム・オン・チップ)。高画質処理、高速スキャン、多端末連携などの中核技術を担う。

    紙の構造化がAI活用を後押し 汎用性とセキュリティの両立が鍵に

    iX2500の導入によって、AI活用における新たな学習資源として「紙情報の構造化」が現実味を帯びてきた。
    単なるスキャンから脱却し、構造化されたデータとしてAIが直接活用できる形式へと変換できる点は、生成AIの質を左右する重要な要素となるだろう。

    特に、パーソナライズ化が進むAI環境において、ユーザー固有の文書、名刺、処方箋、学校配布物などを自動処理できることは、生産性と利便性を大きく高める。
    クラウド経由のデータ連携、モバイルからのアクセス、機器の汎用性といった要素も、スキャナーにモダンな利便性をもたらしている。

    一方で、紙データのスキャンと構造化には、フォーマットの多様性や個人情報の取り扱いといったセキュリティ課題も伴う。
    高画質スキャンは精度を保証する一方で、誤認識や誤分類のリスク管理も必要となるだろう。

    今後は、ScanSnapが構造化やセキュリティ対策などの高機能化と、運用負荷、コストのバランスをどう設計するかが、普及の成否を分ける鍵になると思われる。

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