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    アカマイがエッジクラウドを刷新 AI推論やVPU導入で分散型AI運用を加速

    2025年6月20日に開催された説明会において、米アカマイ・テクノロジーズは、同社のエッジクラウドサービスのアップデートを発表した。
    AI推論への対応強化や世界初となるVPUクラウドサービスの導入など、分散環境でのAI運用に向けた機能拡充が進んでいる。

    目次

    AI推論対応を強化 VPU導入で映像処理も高速化へ

    米アカマイ・テクノロジーズは、自社が展開するクラウド基盤「Akamai Cloud」の新機能を紹介した。
    エッジ環境に最適化されたAI推論サービスを提供するほか、動画処理に特化したVPU(Video Processing Unit)の商用提供も開始。従来のGPUベースの処理と比較し、最大でコストが10分の1となる点を強調した。

    このアップデートは、Akamaiが2022年に買収したクラウド基盤Linodeを基盤として展開しているもの。
    買収によって、世界4100超のインターネット接続拠点からサービスを提供できるようになった。
    管理自動化システムであるKubernetes環境において、高い柔軟性とコスト効率を実現したことから、開発者の支持を集めているという。

    直近のアップデートが、大規模な企業向けに機能を強化した「LKE-Enterprise(LKE-E)」というサービスだ。
    LKE-Eでは、専有型リソースの提供や最大500ノード、10Gbpsの通信性能、1万同時接続の処理能力など、パフォーマンスの大幅向上が図られている。
    仮想ネットワークであるVPCへの対応や、ID管理ツールとの連携強化も施され、セキュリティ面でも配慮されている。

    また、AIデータ基盤企業VAST Dataとの提携により、エッジ環境でのAIモデル展開やデータ処理の効率化が実現されている。
    ゲーム企業による画像生成AIへの活用や、自動車メーカーの音声アシスタント実装など、ユーザー事例も広がりを見せている。

    分散AIの主戦場へ コスト・速度・信頼性が競争軸に

    Akamai Cloudのようなエッジクラウドは、中央集約型クラウドに依存せず、よりデータの発生源に近いエッジでAI処理を完結させることができる。
    これにより、リアルタイム性やセキュリティが向上するほか、企業にとってもクラウドへの依存を防ぐことができ、データ保護の観点からも優位性がある。

    一方で、分散型AIには新たなリスクもある。
    各エッジに配置される処理ノードへのサイバー攻撃やデータ漏洩への対策が不可欠であり、クラウドプロバイダーのセキュリティ対策と運用ノウハウが今後問われていくだろう。

    今後は、連携するパートナー企業とのシナジー強化が焦点となる。
    仮想待合室を提供するQueue-itや動画処理基盤を持つHarmonicなどとの協業により、ユースケース別のソリューション提案が進む見通しだ。
    クラウドエッジを舞台にしたAIインフラ競争においては、より多様な用途と規模に対応する柔軟性が求められていくだろう。

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