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アップル、カスタムチップ設計に生成AI導入か スルージ上級副社長が方向性を示唆

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2025年6月18日、米アップルのジョニー・スルージ上級副社長が、生成人工知能(生成AI)をカスタムチップ設計に活用する考えを示していたことがロイターの報道で明らかになった。今後の製品開発プロセスの抜本的変革が期待できる。

目次

生成AIがアップルのチップ設計を変革へ

米アップルでハードウエア技術を統括するジョニー・スルージ上級副社長が、同社のカスタムチップ設計に生成AIを導入する意向を示していたことが、ロイターの取材により判明した。

スルージ氏は、ベルギーの独立系半導体研究機関「imec(アイメック)」で先月表彰された際、関係者向けに行った非公開スピーチでAIの活用方針に言及した。
ロイターは録音された音声によりその内容を確認している。

アップルはEDA(電子設計自動化)(※)企業との協業を通じて、設計の効率化を進めてきた歴史を持つ。
スルージ氏は「EDA企業は、当社の複雑なチップ設計支援で非常に重要だ」と述べたうえで、「生成AI技術には、従来よりも多くの設計作業を短時間でこなせる可能性があり、生産性を大幅に向上させられるだろう」との見解を示した。

EDA業界の代表企業であるケイデンス・デザイン・システムズやシノプシスもAI統合を加速しており、アップルがそれらと連携し、生成AIによる自動化をさらに推進していくことが予測される。

※EDA(電子設計自動化):Electronic Design Automationの略。半導体や電子回路の設計を効率化するソフトウェアやツール群のこと。高度なチップ設計に不可欠な基盤技術。

生成AI導入がもたらす生産性と競争力の飛躍

生成AIの活用によって、チップ設計のスピードと精度が大幅に向上する可能性がある。
特にアップルのように自社製品に高度に最適化されたカスタムチップを設計・製造する企業にとって、設計工数の削減と検証作業の自動化は、開発コストの圧縮とタイム・トゥ・マーケットの短縮に直結すると考えられる。

また、EDA企業と連携しAI機能を組み込んだツールが進化すれば、従来は専門技術者が手動で行っていた工程をAIが代替できるため、エラーの低減や反復作業の効率化も見込める。
スルージ氏の発言は、アップルがこの分野で他社に先行し、ハードウエア競争力を強化しようとしている姿勢の表れと捉えられる。

とはいえ、生成AIの導入にはリスクも伴うだろう。
設計精度への過信やブラックボックス化、知的財産保護の問題など、産業スケールでの実装には慎重な検証が求められる。

今後、EDA企業とAI技術の進化、アップルの戦略的な意思決定が、次世代の半導体開発の行方を左右すると言える。

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