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    富士通、プレゼン対応のAIアバター発表 顔や声も本人再現、法人向けに試験提供開始

    人工知能、AI

    2025年6月19日、富士通はプレゼンテーションと質疑応答に対応するAIアバター技術「Fujitsu AI Auto Presentation」を発表した。
    同日から法人顧客向けに試験提供を開始しており、年内にも外部展開を予定している。

    目次

    PowerPoint資料を読み込み自動プレゼン 質疑応答も音声で対応

    富士通が開発した「Fujitsu AI Auto Presentation」は、PowerPoint形式の資料をAIに読み込ませることで、自動的に説明文を生成し、AIアバターがプレゼンテーションを実行するサービスである。
    加えて、拡張検索生成(RAG)(※)を組み込んだ資料を使うと、想定問答に基づく音声での質疑応答にも対応可能となる。

    AIアバターは、ユーザー自身の顔画像や音声サンプルから生成され、スライドの文字数や時間配分の指示に従って、各スライドの説明を自動で生成・読み上げる。
    音声合成や大規模言語モデル(LLM)を活用することで、自然な対話や柔軟なカスタマイズが可能となっている。

    言語は日本語を含む30カ国語以上に対応。
    説明文は自動生成文、固定文、任意指定文の挿入が可能で、文体や表現のトーンも調整できる。
    AIアバターによる音声プレゼンは、企業のセミナーやカスタマーサポート、製品紹介など、多様な場面での応用が見込まれる。

    Fujitsu AI Auto Presentationは、富士通とAIベンダーのヘッドウォータースが共同開発を進めており、2025年7〜9月期に富士通社内での導入を経て、10〜12月期から外部提供を本格化させる方針だ。
    今後は「Microsoft 365 Copilot」との統合を通じて、TeamsやPowerPointからも利用可能になる予定である。

    ※拡張検索生成(RAG):検索エンジンと生成AIを組み合わせ、外部情報をもとに回答を生成する手法。従来の言語モデル単体よりも正確な応答が期待される。

    生成AIプレゼンが業務を代替 導入拡大に向けた課題も

    Fujitsu AI Auto Presentationにより、従来人間が担っていた説明業務の一部をAIが代替できるようになり、業務効率が向上すると考えられる。
    特に、社内外での説明会、営業活動、教育分野など、定型的な発表においては、大きく効果を発揮する可能性がある。

    一方で、音声の不自然さやアバターの違和感といったUX面、想定外の質問に対する対応精度、セキュリティ面など、課題も多いと考えられる。
    プレゼン内容の正確性や倫理的配慮も含め、企業利用には慎重な評価が求められるだろう。

    それでも、AIによる説明代行は、情報の伝達において新しい選択肢を提供するものだ。
    生成AIのプレゼン領域への進出は、生成AIがビジネスの様々な場面に進出してきていることを如実に示している。

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