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    エヌビディア、仏ミストラルAIと提携 欧州独自AI基盤の構築へ前進

    2025年6月11日、米半導体大手エヌビディアは、仏AIスタートアップ「ミストラルAI」との提携をパリで発表した。
    AI覇権を米中が争う中、欧州独自の技術基盤確立に向けた一歩とされ、マクロン仏大統領も「依存してはならない」と述べた。

    目次

    AI基盤開発で欧州主導の動きが加速

    米エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは6月11日、パリで開催された技術展示イベントで、フランスのAI新興企業ミストラルAIとの提携を発表した。
    両社は欧州企業向けに生成AIの開発基盤となるプラットフォームを共同構築し、エヌビディアは最新GPU「ブラックウェル(※)」を提供する。

    2023年設立のミストラルAIは、対話型AI「ル・シャ」を開発するなど急成長を遂げている企業で、オープンソース型のモデル開発に注力してきた。
    先日10日は、欧州初となる本格的な推論モデル「マジストラル・スモール」「マジストラル・ミディアム」を開発するなど、存在感を高めている企業だ。

    提携により欧州域内でのAIインフラの自立性を高める狙いがある。
    フアン氏はこの場で、ドイツ企業との協業拡大にも言及した。

    同イベントではマクロン仏大統領が登壇し、「米国や中国と連携はするが、依存してはならない」と強調。提携の意義を「歴史的」と位置づけた。

    ※ブラックウェル:エヌビディアが2024年に発表した最新世代のGPUアーキテクチャ。AI推論や学習向けに設計され、大規模言語モデルの高速処理に最適化されている。

    欧州主導のAI構築は独立か孤立か

    今回の提携は、AI開発の主導権を米中に依存しない欧州の自立戦略の一環とされる。
    エヌビディアの技術協力を受けつつも、設計・運用を欧州企業主導で行うことで、“依存”と“協調”の線引きを模索する動きといえる。

    利点としては、データ主権の確保と法規制への柔軟な対応が挙げられる。
    GDPR(一般データ保護規則)など欧州特有の規範に即したAI開発が可能になる一方、米中の大手モデルとの差別化や競争力維持には課題も残る。

    加えて、ミストラルAIのような新興企業が急速に台頭する中で、欧州全体の産業戦略と整合性を保てるかが問われる。
    マクロン氏の発言は戦略的自立を示すが、それが「孤立」にならないためには、国際的協調との両立が鍵となる。

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