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    スーパーコンピューター「富岳」、計算速度で世界7位に後退もビッグデータ解析では11期連続首位

    2025年6月10日、理化学研究所と富士通は、共同開発したスーパーコンピューター「富岳」が、世界の計算速度ランキング「TOP500」で7位となったと発表した。
    一方で、ビッグデータ解析性能では11期連続で世界1位を維持している。

    目次

    富岳、TOP500で7位に後退も解析能力で圧倒的首位

    理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」は、最新の「TOP500」ランキングで世界7位となった。
    これは、2024年11月に発表された前回順位から一つ下がる結果となったが、11期連続で世界トップ10入りを果たしており、その高い性能を維持していると言える。

    このランキングは、国際会議「ISC(International Supercomputing Conference)」で年2回発表されており、今回も上位3位は米国のスパコンが占めた。富岳は、ピーク性能での競争では順位を落としたものの、実用的な処理性能において依然として高く評価されている。

    特に、ビッグデータ解析における指標では、11期連続で世界1位を維持。科学技術計算の実用性において、依然として他を圧倒する実力を示している。
    なお、産業利用で使う計算の処理速度を測る部門では2位であった。

    今後の富岳の運用 実用重視の姿勢が国際競争を左右

    富岳がビッグデータ解析能力で首位を維持し続けている背景には、日本が目指す「実用的性能重視」の戦略があると思われる。
    理研は、薬剤開発や地震予測、気候変動シミュレーションなど社会課題の解決に直結する用途を重視しており、単なる演算速度ではなく「実効性能」にこだわって開発を続けてきた。

    しかし今回、産業利用を想定したベンチマークにおいては10期連続の首位から陥落し、2位に後退したことで、国際競争における技術革新の加速が求められることになるだろう。
    ポスト富岳とも呼ばれる次世代スパコンの開発動向は、高性能と実用性のバランスをどこまで保てるかが鍵を握ることになると考えられる。

    世界各国でAIや量子計算などの台頭が進むなか、富岳のような「万能型スパコン」がどこまで通用するか、応用範囲の広さと技術応用の深さが、次なるランキングや国家競争力を左右する可能性がある。

    TOP500 公式(2025年6月のランキングページ)
    https://top500.org/lists/top500/2025/06/

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