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    AIが渋谷の街歩きを再定義 ナビアプリ「timespace」ベータ版を公開

    2025年6月6日、一般社団法人Tomorrow Never Knows(京都市)は、AIを活用したナビゲーションアプリ「timespace」の渋谷版ベータを公開した。
    同アプリは従来型の地図とは異なり、ユーザーの感性に寄り添う「意味ある行き先」を提案する新体験を提供する。

    目次

    AIが「次の行き先」を提案 渋谷で体験型ナビアプリ始動

    ARアプリ「セカイカメラ」などで知られる井口尊仁氏が率いるTomorrow Never Knowsは、「timespace」の渋谷版ベータを発表した。

    同アプリは大規模言語モデル(LLM)を活用し、ユーザーの行動文脈や嗜好を理解して行き先を提案する「意味のあるナビゲーションを行うこと」が特徴だ。「目的地にたどり着く」ことではなく、「次に心が動く場所へ導く」ことを重視している。
    たとえば、カフェ自体を探すのではなく「気分転換にぴったりな空間」を提案することで、渋谷という複雑かつ多様な都市空間を舞台に、新たな都市探索体験を提供する。

    3月には米オースティンの「SXSW 2025」で同様のプロトタイプを発表し、「予期せぬ出会い」に多くの共感が寄せられた。

    アプリは、ユーザーの嗜好に基づく「ディスカバリー機能」、現在地や空き時間に応じた「プランニング機能」などを搭載。
    GoogleのGemini系LLMを活用することで、渋谷の文化やフィードバックをもとに継続的な学習を行っている。

    感性で動く都市ナビの可能性と課題 渋谷から世界へ広がるか

    今後は、ネイティブアプリ化や機能拡張を進め、渋谷を起点とした文化体験ネットワークの構築が視野に入れられている。
    現時点では、POI(※)のユーザー投稿を促進する「10,000 POIプロジェクト」も進行中で、約1,000件の投稿が既に蓄積済みである。来月7月開催の「IVS KYOTO 2025」までに1万件達成を目指す。

    一方で、AIの行動提案においては、文化的背景や文脈の抽出精度が課題になると思われる。
    感性や文脈を理解するには、多様なユーザーのフィードバックとローカルデータの質が重要であり、データの偏りがユーザー体験に影響を与える可能性もある。

    それでも、「見えない地図を誰にでも見えるようにする」というビジョンは、従来のマップアプリとは一線を画す発想である。国内外の都市にも展開させ、日本発のグローバルな地域情報ネットワークの原型を構築しようとする試みも、非常に意義が深い。

    なお、ベータ版の利用希望者は特設サイトから事前登録が必要である。
    今後のユーザーの反応と参加が、このプロジェクトの成否を左右することになるだろう。

    ※POI(Point of Interest):ユーザーが訪れる価値のある地点やスポットの情報。ナビゲーションや地図アプリで目的地候補として用いられる。

    「timespace」ベータ版特設サイト:https://www.tomorrowneverknows.info/timespace/feedack

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