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    中国・小紅書がAI分野に本格参入 オープンソースLLM「dots.llm1」を公開

    現地時間2025年6月9日、中国のソーシャルメディア企業「小紅書(RED)」がオープンソースの大規模言語モデル「dots.llm1」を公開したことをロイターが報じた。
    中国企業によるAIモデルのオープン化が加速する中での動きとして注目を集めている。

    目次

    小紅書、「dots.llm1」モデルをHugging Faceで公開

    小紅書は、2023年から進めてきた大規模言語モデル(LLM)開発の成果として、オープンソースAI「dots.llm1」を2025年6月6日付で公開した。
    モデルは開発者向けサイト「Hugging Face」で無償ダウンロードが可能となっており、技術文書も同日アップロードされた。

    性能面では、アリババの「通義千問(Qwen)2.5」と同等のコーディング能力を持つとされるが、より先進的な「DeepSeek-V3」には及ばないと公式は述べている。
    このリリースにより、小紅書は単なるSNSプラットフォームにとどまらず、AI分野での存在感強化を狙う。

    AI開放で技術覇権狙う中国企業 競争と連携の行方は

    中国国内では、テック系企業のAIのオープン化が進んでおり、技術競争が過熱している。
    最近では、4月1日に検索大手のバイドゥ(Baidu)が、同社のAIチャットボット「ERNIE Bot」を完全無料で公開するなど、競争は激化している。

    中国企業が次々と自社LLMを公開する背景には、国家としてのAI技術主導権を確保したい意図があると見られる。
    オープンソース化により、開発者コミュニティの形成や、世界規模での影響力拡大が期待できる。

    一方で、性能面で最先端モデルには及ばないという自己評価からもわかるように、競争の激化から技術的優位性を短期的に確保するのは難しい状況にあると思われる。
    また、米中間の技術覇権をめぐる緊張の中で、中国発のAIモデルに対する信頼性・透明性への懸念が国際社会で障壁となる可能性も否定できない。

    今後は、企業間の協業やAPI経由での活用範囲拡大が焦点となるだろう。
    小紅書が持つユーザーデータと生成AIの融合は、新たなSNS体験の創出や広告精度向上にもつながる可能性がある。
    競争と連携の両面で、今後の動向を注視したい。

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