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    クアルコムが英アルファウェーブを買収 AI時代の高速データ処理を強化へ

    人工知能、AI

    2025年6月9日、米半導体大手クアルコムは、英アルファウェーブを約24億ドルで買収すると発表した。AI分野におけるデータ転送技術を強化する狙いで、同社の事業展開に大きな転機をもたらす見込みだ。

    目次

    クアルコム、AI強化で英高速転送技術を取り込む

    クアルコムは、英半導体設計企業アルファウェーブを1株あたり183ペンス、総額24億ドル(約3,470億円)で買収することで正式合意に至った。

    アルファウェーブは、データセンターや5G通信向けの高速・省電力データ転送を実現する「セルデス(SerDes)」技術(※)を有しており、その設計とライセンス供与を主な収益源としている。
    特に、AI処理で求められる大容量データの高速処理に対応する技術力が評価されている。

    アルファウェーブの取締役会は提案条件を「公正かつ合理的」と評価し、全会一致で株主に推奨する方針を示している。

    ※セルデス(SerDes):Serialiser/Deserialiserの略。複数のデータ信号を直列に変換し、高速かつ効率的に転送する技術。通信機器やデータセンターでの高速データ伝送に不可欠。

    AI時代の戦略的布石と潜在リスク

    今回の買収は、クアルコムにとってAI市場での競争力を高める上で極めて重要な戦略といえる。
    AIチップの高度化が進む中では、計算能力だけでなく、膨大なデータをいかに高速かつ効率的に転送・処理できるかが次なる競争軸となっている。

    セルデス技術を取り込むことで、クアルコムは自社のAI向けSoC(システム・オン・チップ)製品群をさらに最適化できる可能性が高い。
    データセンター、エッジAI、モバイルAIの各領域において、製品性能はさらに高まるだろう。

    一方で、ソフトバンクグループ傘下のアームも一時アルファウェーブに関心を示していたとの情報があるため、今後の技術提携や競争の構図に影響を及ぼす可能性がある。

    今回の24億ドルという買収額はリスクでもある。
    市場の成長と技術の進化スピードが極めて速い分野であるだけに、買収効果がどこまで早期に顕在化するかが焦点となるだろう。

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