ドスパラ、「GALLERIA」製品ページに3Dカスタマイズシミュレータ機能を導入

サードウェーブは2025年3月3日、同社が運営するパソコンショップ「ドスパラ」のECサイトにおいて、ゲーミングPC「GALLERIA」ブランド向けの「3Dカスタマイズシミュレータ」を公開した。この新機能により、ユーザーはPC内部を3Dモデルで視覚的に確認しながらカスタマイズできるようになる。直感的な操作性と分かりやすさは、特にBTOパソコン初心者にとってはプラスに働くだろう。
直感的操作でシミュレーションできる新機能
新たに導入された3Dカスタマイズシミュレータは、Webブラウザ上でPCの内部を3Dモデルとしてリアルタイム表示し、マウス操作で自由に回転、拡大、縮小が可能だ。
これにより、LEDの発光パターンやエアフローのイメージを視覚的に確認できる点が大きな特徴となっている。
また、サイドパネルの着脱や分解モデルの表示も行えるため、実際の製品をより具体的にイメージすることができる。
3Dシミュレータに対応するPCの製品ページからボタンを押して起動することができる。対応モデルには、製品画像下に「3Dシミュレータ起動」というボタンが表示される。
カスタマイズの手順も簡略化されており、画面右上からパーツを選択し、合計金額を確認しながら進められる。カートマークを選択するとパーツの一覧が表示され、「FINISH」ボタンで製品サイトにカスタマイズ内容が反映される仕組みになっている。
3Dシミュレータを利用するには、Windows 10 HomeかmacOS 10.15以上、Core i5-4670相当以上のCPU、8GB以上のメモリ、そしてChrome 120.0以上などの特定ブラウザが必要とされている。また、ハードウェアアクセラレータの有効化も求められる。
※BTO:Build To Orderの略で、顧客の要望に応じてカスタマイズされたパソコンを製造・販売するビジネスモデルを指す。
BTOパソコンの敷居を下げる
近年のゲーミングPC市場は急成長を続けており、BTOパソコン(※)への関心も高まっている。しかし、BTOパソコンはゲームやクリエイティブ向けの機能が高い一方、実際の製品のイメージがしにくく、一般ユーザーには障壁が高かった。
今回の3Dシミュレータを追加することで、BTOパソコン市場における競合他社との差別化要因として機能し、競争優位性を高めることになるだろう。視覚的なカスタマイズ体験は、専門知識が少ないユーザーでも安心して製品を選べる環境を提供することにつながっている。
また、エアフローなどのシミュレーションができる点は、BTOパソコンにある程度の知識があるユーザーにとっても、プラスに働くだろう。各パーツの排熱まで考えてパソコンを買いたい層にとっては、3Dのシミュレーションはイメージがしやすく、助けになることが見込まれる。