【株式会社アーリーワークス】事業責任者横田様へインタビュー｜独自ブロックチェーン「GLS」で様々な新規事業を企画・展開！

2024-07-31

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今回は、今すぐ使えるブロックチェーンとして、独自に設計、開発した「Grid Ledger System」に注目が集まっている株式会社アーリーワークスの事業責任者である横田様へインタビューを行いました。

特に、独自ブロックチェーンの特徴や強みやWeb3事業にかける想い、今後の展望について詳しくお話を伺いました。

独自ブロックチェーン「GLS」を筆頭に未来を創造する

ーーまずは、会社概要についてお聞かせください。

横田「株式会社アーリーワークス(以下、アーリーワークス)は、2018年に創業し現在米国NASDAQに上場している7期目のスタートアップ企業であり、世界最速級の独自のブロックチェーンであるGrid Ledger System(以下、GLS)というブロックチェーンを開発をしています。Web3を活用した新規事業を行いたい大手の企業様を共創事業という形でお手伝いをしています。弊社独自のブロックチェーンがある一方で、GLS以外のEthereumやPolygonなども扱うことができ、企業様のニーズに合わせて、Web3の社会実装を目指すべく、事業開発を行っています。」

ーーありがとうございます。会社設立の背景などについても教えてください。

横田「アーリーワークスは、人材系のコンサルティングやミュージシャンなど様々な経歴を持つ代表の小林と、幼少期からプログラミングに没頭してきたエンジニアのCTOの山本が2人で立ち上げた会社です。ブロックチェーンを用いた開発をメインに行っており、GLSについては創業より研究開発を重ねてSDKという形で企業様へ提供できるようになってきました。」

ーー横田さんのプロフィールについて教えてください。

横田「私はビジネスサイドの事業責任者を担当しています。長く暗号資産に興味を持っており、様々なDAppsを触っている中でブロックチェーン領域に飛び込もうと思いアーリーワークスにジョインしました。それまでは、リクルートでの事業戦略立案やスタートアップの事業部長やプロダクトマネージャー、コンサルティングファームにおける経営コンサルティングなどに従事していました。」

ーーアーリーワークスの魅力や今取り組まれているプロジェクトの楽しいと感じる点について教えてください。

横田「私がアーリーワークスで働いていて一番楽しいと感じるのは、ブロックチェーンやWeb3の概念を世の中に広めていくための取り組みができる点です。いままでは技術的な制約によってあきらめられてしまい実現できなかった事業のシーズを、高性能なブロックチェーン技術によって実現しています。そうした新しい事業を次々と生み出せることが、アーリーワークスならではの魅力だと感じています。さらに、そうした取り組みを通して、ブロックチェーンやWeb3の概念が社会に浸透していくのを日々実感できることが、大きなやりがいに繋がっています。」

ーーアーリーワークスの強みについても教えてください。

横田「アーリーワークスの強みは、大きく2つあると考えています。1つ目は、圧倒的な性能を持つブロックチェーン「GLS」を持っていること。そして2つ目は、GLSを活用した新規事業の企画力、構想力の高さです。例えば、不動産業界の株式会社アンビションDXホールディングス様の事例が挙げられます。賃貸契約システムにGLSを導入することで、従来型の煩雑な手続きをDX化することに成功しました。GLSはファイナリティが0.2秒と非常に高速なため、Web会議中に契約が完了するスムーズなUXを実現できることが大きな強みです。また、従来のブロックチェーンにおける速度やガス代の問題に直面していた企業様からも、高速かつ大量データ処理が可能なGLSへの期待が高まっており、お声がけいただくことが多くなっています。」

アーリーワークスの成長を支えるチームとカルチャー

ーーチーム構成や働き方についても教えてください。

横田さん「チームは全体で20人ほどで、ビジネス側、開発・デザイン側、バックオフィス側の3つに分かれます。基本的にはハイブリッドワークを推奨しており、リモートワークも活用しつつ、東京在住のメンバーを中心に、週に数回「出社Day」を設けています。これは、対面でのコミュニケーションが必要な会議や、チームビルディングを目的としたものです。リモートワークのメリットを生かしつつも、コミュニケーションの質を高めるための工夫をしています。」

ーーチームには例えばどのような方がいらっしゃるのでしょうか。

横田「例えば、インドネシアのバリ在住のヨーロッパ出身の方や、海外から日本へ移住して働いている方がいます。実際に、アーリーワークスで働くことをきっかけに台湾から来日した、国際的なプログラミングコンテストで上位入賞経験を持つ優秀なエンジニアもいます。」

ーー社内カルチャーや大切にされているルールなどございますでしょうか。

横田「はい、2つあります。1つ目は、私たちが大切にしている3つのバリュー「DIG」「DAG」「DEV」です。金脈を掘っていくことになぞらえて、地面を堀り前に進んでいく「DIG」、ブロックチェーン用語の有向非循環グラフのように、本来は避けることができた手戻りがないように完璧な1つの答えよりも10個の仮説を出し前進し続ける「DAG」、そして、最高の結果を創り出すためにあきらめず最後までやり抜く「DEV」。この3つのバリューは、半年以上かけて経営陣で議論を重ねて策定したもので、あらゆるビジネスに共通する価値観だと考えています。2つ目は、ブロックチェーン企業ならではの取り組みとして、社内トークンを活用したユニークな制度を導入していることです。Slackでの積極的なコミュニケーションに対してトークンを付与したり、トークンを使ってより充実した福利厚生を受けられたり、社内のコミュニケーションを活性化するものです。この試みは現在進行形で、試行錯誤を繰り返しながらも、社内の活性化に繋がっています。」

ブロックチェーンで社会を変えたい仲間を募集中

ーー現在採用しているポジションについてもお聞かせください。

横田「現在、ビジネス側と開発側の双方において採用を強化しています。ビジネス側では、ブロックチェーンの事業企画やプロダクトマネージャーのポジションです。大手企業様に対してWeb3を活用した新規事業を提案し、共に創り上げていく仕事です。顧客の事業戦略を深く理解し、ブロックチェーン技術を最適な形で組み込む企画力・提案力が求められます。また、ブロックチェーンエンジニアの視点を持つプロジェクトマネージャーも積極的に募集しています。ビジネス側では気づきにくい技術的知見に基づいた視点を持って、Web3ならではの落とし穴に気づき、Web2とWeb3を繋ぐシステム開発における課題解決能力などが求められます。」

ーーありがとうございます。開発側のポジションはいかがでしょうか。

横田「開発側で特に必要としているのは、技術力とマネジメント力を兼ね備えた人材です。現在社内に、ブロックチェーンのプロジェクト全体の技術的な設計から課題の抽出、フロントエンド・バックエンド開発までを1人でこなせるフルスタックエンジニアがいるのですが、まさにそのような人材が理想です。」

ーーWeb3業界の経験は必須ではないのでしょうか。

横田「はい、Web3業界の経験については必須条件ではありません。Web3に関する知識や経験があればそれに越したことはありませんが、それ以上にWeb3に対する強い好奇心と学習意欲を持っている方を重視しています。ベースになるWebエンジニアとしての知識や経験をお持ちの方であれば十分にキャッチアップできると思います。Web3業界の経験にとらわれず、積極的にチャレンジしたいという意欲を持った方のご応募をお待ちしています。」

ーーメンバーのバックグラウンドや共通点などについてお聞かせください。

横田「社員はまだ20名ほどで、バックグラウンドは本当に様々ですが、ブロックチェーンで社会を変えたいと想っていることやGLSの技術の高さを認めていることが共通しています。長年Web3業界で活躍した後、Web3におけるインフラ部分であるブロックチェーン技術が大事だと感じGLSの可能性に惹かれて入社を決めてくれたメンバーもいます。ブロックチェーンやWeb3の可能性を信じ、アーリーワークスが持つビジョンと技術力に共感してくれる仲間が集まっています。」

ブロックチェーンを経営戦略の選択肢へ

ーー今後の展望についても教えてください。

横田「今後の展望として、大きく2つの目標を掲げています。まず1つ目は、Web3を活用した新規事業の成功事例を数多く創出し、国内におけるGLSのプレゼンスを築き上げることです。GLSでなければ実現できなかったことをあらゆる業界で展開していく計画です。そして2つ目は、より大きな成長を図るために、GLSをSDKとしてパッケージ化し、グローバルに展開していくことです。将来的には、ミドルウェア領域においても世界標準のブロックチェーンデータベースとしての地位をGLSで確立することを目指しています。グローバルな舞台を視野に入れ、世界中でGLSが当たり前のように利用される未来を目指しています。」

ーー最後に読者へのメッセージをお願いします。

横田「アーリーワークスは「Blockchain As a Strategy」というのをビジョンに掲げています。Chat GPTの台頭によってAI企業戦略の一つとして当たり前のように認識されているように、ブロックチェーンもまた、戦略の中核を担う技術だと考えています。現状では、ブロックチェーンを経営戦略の柱に据えている企業はまだまだ多くはありません。そのため、経済資源であるデータの利活用を経営戦略の手段として、ブロックチェーンが当たり前の選択肢になる世界を創っていきたいと考えています。ブロックチェーンで世界を変革していき社会自体をアップデートしていきたい方はぜひ一緒に働きたいと考えていますので、お声がけください。」