コーディング支援の新しい形が実現 「Claude Code」が新登場

2025年2月25日、Anthropic社は新しいAIモデル「Claude 3.7 Sonnet」を発表した。それと同時に、開発者向けの新たなAIコーディングアシスタント「Claude Code」をベータ版としてリサーチプレビューの形で公開している。
参考 : Anthropic、AIモデル「Claude 3.7 Sonnet」を発表 ハイブリッド推論とコーディング能力の向上
このツールはターミナル上で直接動作し、コード生成からバグ修正、テスト作成、Git操作まで幅広い機能を提供する。新たなGUIアプリケーションやウェブブラウザを開くことなく、開発者が普段作業している場所で直接AIアシスタントを利用できる点が強みだ。
開発環境に直接統合されるAIアシスタントで作業効率が向上
Claude Codeは、追加のサーバーや複雑なセットアップを必要とせず、VS Codeなどのエディタとのシームレスな連携が可能となっている。プロジェクト全体のコード構造を理解でき、自然言語での指示に応じて適切なコード生成や編集を行うことができる。
プログラムの依存関係の解析やバグ修正、リファクタリングといった複雑な作業も自動で実行可能だ。さらに、ユニットテストや統合テストの自動生成機能も備えており、作成したテストをローカル環境で実行して結果に基づく修正も提案する。
セキュリティ面においても優れた特性を持つ。ユーザーのクエリは中間サーバーを介さずに直接Anthropic社のAPIに送信され、ユーザーの作業環境で直接動作することで、プロジェクト構造全体を安全に把握できる仕組みになっている。また、開発コンテナのリファレンス実装を提供することでセキュリティをさらに強化している。
コーディング支援に留まらない多彩な機能
Claude Codeは、コーディング作業の効率化だけでなく、Git操作の自動化によりバージョン管理の負担も軽減する。git add/commitの実行やリモートリポジトリへのプッシュ、プルリクエストの作成、マージコンフリクトの自動解消といった面倒な作業も代行してくれるのだ。
さらに、ターミナル上でビルドやテスト、デプロイなどのコマンドを自動で実行する機能も持つ。テストを実行するためのコマンドnpm testやプロジェクトをビルドするコマンドmake buildなどのタスクを自動化して出力結果を解析する機能を搭載しているのだ。
Claude Codeは、単にコードを生成するだけではなく、Gitによるバージョン管理や、ターミナル上でのテストやビルドなど、多彩な支援を提供する。
開発環境に直接統合できることも強みで、今後のAIによるエンジニア支援の新しいスタンダードになるポテンシャルを秘めている。
※API:Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の略。ソフトウェアやサービスが他のプログラムと通信するための仕様や規約を定義したもの。
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