【Web3転職・副業】バーガースタジオのCEO 清田さんへインタビュー | 過去をリバイブしGameFiをデザインする、Web3ゲームを手がけるクリエイティブ集団。
今回は、ブロックチェーンゲームの企画・開発・運用を行う株式会社バーガースタジオの代表である清田さんへお話を伺いました。本記事は、ブロックチェーンゲームが好きな方やWeb3企業の働き方に興味がある方にぜひ読んで頂きたい記事となっています。
株式会社バーガースタジオ | CEO 清田 貴史さん
多摩美術大学卒業後、任天堂株式会社などの大手ゲームメーカーでデザイナーとして従事したのち、ベンチャー数社でプロデューサーとして多数のヒットタイトルの企画・開発に関わり、2017年プロデューサーとして独立後、2018年にバーガースタジオを設立。GameFiと呼ばれるNFTを活用したブロックチェーンゲーム領域にて事業を行っています。
株式会社バーガースタジオ公式HP:https://burgerstudio.jp/
株式会社バーガースタジオ公式Twitter:https://twitter.com/BurgerStudio_JP
独創的なコンテンツを開発するバーガースタジオ
––––まず初めに、株式会社バーガースタジオで取り組んでいる事業概要について教えて下さい
株式会社バーガースタジオ(以下バーガースタジオ)はWeb3を主軸の事業としたデジタルコンテンツの企画・開発・運用を行う会社であり、比較的小規模〜中規模の尖ったゲームコンテンツの開発を行うことが多くなっています。
––––清田さんがバーガースタジオを立ち上げた経緯についても教えて下さい
ゲーム会社に勤めている時に、いつか自分の嗜好性にあったチャレンジングなゲームを開発したいと思った事がきっかけです。元同僚とインディーズでゲームを作ろうと試行錯誤していた中で、知り合いが立ち上げたブロックチェーンゲームのプラットフォームを手伝うことになり、GameとFinanceという新たな仕組みを用いた案件に携わらせてもらい、昨年「Cookin’ Burger」というゲームをリリースしました。
––––クライアント様はどのような会社が多いですか
Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.(以下DEA社)のようなWeb3に精通している企業から、これから新たにブロックチェーンを活用したサービスを考えている国内の企業まで幅広く支援させて頂いております。
ハンバーガーショップの経営ゲーム 『Cookin’ Burger』
––––具体的にはどのようなゲームを運営しているのですか
2022年にシンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム事業を展開するDEA社と連携し、『Cookin’ Burger』というPlay to Earn型のゲームを提供させて頂きました。
『Cookin’ Burger』は、プレイヤーがバーガーショップの店員になり、様々なタイプのお客様のオーダーを受け、正確かつスピーディーに料理を提供することでお店の評判をあげることを目指すマルチタスクの料理ゲームです。
––––とても面白いですね。ハンバーガーショップを経営するということですね
はい、ハンバーガーショップの経営を疑似体験することができます。ゲームのルール自体はシンプルですが、お客様の好みを覚えたり、より効率的な調理の順序を考えたり、実際にお店を経営するためのテクニックが要求されます。
プレイヤーは、様々なグレードのショップNFTを購入することによりお店のオーナーになることができます。お店の評判を高め、評判に基づくランキングで上位になることにより暗号資産であるDEAPcoinを獲得することができます。
––––自分がオーナーのお店の評判を高めることで稼ぐことが(Earn)できるということですね
お店にはグレードがあり、屋台など安価で料理手順のシンプルなものから、フードトラック型店舗といった高価で難易度も高いが大きなリターンが見込めるものまで、自分のレベルにあったお店で日々腕を磨いていきます。
また、ショップNFTには『評判』というパラメータがあり、お客さんのオーダーや好みを覚えて素早く提供することで常連客が増えるとリピート率がアップして売上や評判が上がります。注文を間違えたり、焼き加減がいまいち、制限時間内に提供できない、などを繰り返すと評判が下がります。
––––トークノミクスの設計からゲームデザインもとてもクリエティブですね
「自分のお店を持つ」というスモールビジネスを、カジュアルな「料理ゲーム」として体現できるようにデザインしていますので、世界中の皆様に「Play to Earn」という新しいゲーム体験をご提供できればと思っています。
REVIVING THE PAST, GAMIFY THE FUTURE
––––バーガースタジオの掲げているミッションを教えて下さい
「REVIVING THE PAST, GAMIFY THE FUTURE」を掲げています。日本語で「温故知新」ですね。過去の様々な歴史や文化に学び、再構築して新たなコンテンツとして未来へ向けて生まれ変わらせることを指標としています。
––––温故知新という言葉を大事にされているのですね
あとはWeb3にコミットしている理由に関しても重要であると思っており、その辺りについてもお話しできればと思っています。
Web3は行き過ぎた資本主義から脱却しようとするムーブメントであり、その恩恵を最大限うけるのはクリエイターです。
トークンエコノミーによって誰もがオーナーになり、きちんと利益還元される世界を実現できると考えています。
––––Web3の文脈でよく言われる非中央集権という概念ですね
はい。働き方もDAOのような形がこれからの時代にはフィットすると考えておりまして、バーガースタジオでは上下関係はなくプロフェッショナルなクリエーター達が自律的に業務を行っています。本格的にDAO化していきたいとは思うものの、日本法人で行うには色々とハードルもあるのでできるところから進めています。
––––実際にDAO化に向け進めていらっしゃるのですね
組織論的にも日本において現在まで続いてきたやり方だとクリエーター視点では実態に合っていないと思うところも多いのが正直なところですね。海外に目を向けるとフリーランス人口が多い国もあったりしますので、バーガースタジオでは自走できるクリエイティブなプロフェッショナル集団を作っていき、将来的にはトークンを還元していくような本格的なDAOを作っていくことが理想ですね。
リファラルで集まったプロフェッショナル集団
––––働かれているメンバーについても教えて下さい
経営メンバーは私と弟(清田将章)です。他のコアメンバーはCTOの利岡、BizDevの中田となっています。あとは企画・ディレクションを行うメンバーが約5名、副業でサポートしてくれてるデザイナーが2名います。
メンバーはフリーランス歴が長い人が多く、その道のプロフェッショナルであり何か1つの領域に精通している人が多いです。
––––清田さんのご兄弟が経営メンバーなんですね
そうですね。弟はゲーム業界出身ではないんですが2期目からバックオフィス業務を中心にサポートしてもらってます。その他のメンバーも基本的に全員リファラルで集まったメンバーで、過去に在籍していた会社で一緒に仕事した方がほとんどです。
––––現在募集しているポジションについても教えて下さい
エンジニアが少ないのでもし興味があればぜひご連絡頂きたいということと、インディーズのゲームが好きなクリエイターも見付けるのがとても難しく何人か欲しいと思っています。
会社のカルチャーとしても、仕事が趣味の延長であったり、好きなことに集中でき自律的に仕事を進められる方であればマッチすると思います。
面白いアイデアを生むために、遊びの時間を大切にする
––––バーガースタジオとして大切にしていることについて教えて下さい
面白いアイデアは雑談から生まれるので、飲み会などの対面でのコミュニケーションを大切にしています。メンバーの心理的安全性を確保した上で、形式ばったオンラインミーティングだけでなく、メンバー同士で何でも言いたいことを言い合える機会を大切にしています。
––––最後に、読者の方へのメッセージをお願いします
Web3とメタバース領域であたらしいことに挑戦していきたいと考えています。今後NFT等のブロックチェーン技術とメタバース等のXR領域の技術を掛け合わせ、新たなサービスやゲームを開発していきます。
働き方もフルリモートであり、比較的自由で週に1日から副業でも入ってもらえるので、次世代テクノロジーで新たなサービスを生み出したい方はぜひ、ご連絡お待ちしております。
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