キリンHDが生成AI「BuddyAI」全社導入 31万時間の業務効率化見込む

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2025年5月12日、キリンホールディングスは生成AIツール「BuddyAI」の国内展開を約1万5000人規模に拡大する方針を明らかにした。業務効率化と価値創出を目的に、年間31万時間の生産性向上を見込む。

目次

BuddyAI、マーケティング部門で実績 今後は全社へ本格展開

キリンが生成AI「BuddyAI」の本格展開に踏み切った背景には、すでに得られた具体的な成果がある。
同社は2024年から「KIRIN BuddyAI Project」を始動し、まずはマーケティング部門の約400人を対象に「BuddyAI for Marketing」を先行導入した。その結果、当初見込まれていた年間2万9000時間の時間創出を大きく上回る、約3万9000時間の創出効果が得られる見込みだという。

また、導入初月から60%を超えるアクティブ利用を記録。プロンプトテンプレート(※1)数は当初の15種類から、現在では100種類を超える規模にまで増加しており、業務ごとの細かなニーズに対応できるよう進化している。

この初期実績を受けて、キリンはBuddyAIの対象を全社に広げ、国内約1万5000人の従業員が活用可能な体制を整えた。
BuddyAIは単なる定型業務の自動化にとどまらず、創造的なアウトプット支援も視野に入れて開発されており、その活用次第では年間31万時間にも及ぶ時間創出が見込まれている。

生成AIが変える業務の形 定型から創造へシフト加速

キリンのBuddyAI全社展開は、単なる業務効率化にとどまらず、従業員の創造性を引き出すツールとしての活用を視野に入れている。
今後は「BuddyAI for X」という形で、マーケティング・営業・研究開発といった各部門に特化した機能を段階的に追加していく方針だ。

UI/UXの改善やプロンプトテンプレート(※1)拡充に加え、習熟度に応じたEラーニングや、社内研修「DX道場」における生成AI講座も拡充。誰でも日常業務で自然にAIを使える環境を整備しつつある。

こうした取り組みは、業務の質的転換を促す。従来は手作業で行っていたリサーチや資料整理がAIで高速化されることで、人間はより高度な思考や創造的判断に集中できるようになる。

今後は、タスク分解から実行、報告書作成までを自動で担う「Agentic AI(※2)」の実現も視野に入れており、ビジネス現場における生成AIの進化系モデルとして他企業への波及も期待される。

※1 プロンプトテンプレート:生成AIに指示を与えるための入力文例のこと。利用者が効率よく目的のアウトプットを得るために使われる。

※2 Agentic AI:人間の指示を受けるだけでなく、自律的に意思決定しタスクを実行する高度なAIのこと。人の介入なしで業務プロセスを推進することができる。

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