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    米シスコ、AI特需で堅調な業績見通し 市場予想上回る売上高と利益予測

    米シスコシステムズは2025年5月14日、第4四半期(5月〜7月)の業績見通しを発表した。AI関連システムへの需要拡大を背景に、売上高・利益ともに市場予想を上回る水準になると明らかにした。

    目次

    AI対応インフラ需要が追い風に、シスコの業績予測は市場予想を上回る見通し

    シスコシステムズが示した2025年5月〜7月期(第4四半期)の売上高見通しは、145億〜147億ドル(約2兆1300億〜2兆1600億円)に達する。これはBloombergがまとめたアナリスト予想の平均値である145億ドルを上回る水準であり、堅調な業績が期待されている。
    また、特定項目を除いた1株利益は最大98セントとなる見込みで、市場予想の95セントを超える水準だ。

    こうした業績見通しの背景には、AI技術の急速な進展と、それに対応するネットワークインフラの需要増加がある。企業やクラウド事業者がAIソフトウェアの活用を進める中で、より高速かつセキュアな通信環境が不可欠となっており、それがシスコのネットワーク製品への需要を押し上げている状況だ。

    CEOのチャック・ロビンス氏は、「AI分野の勢いは、当社の安全なネットワーキング製品、信頼あるグローバルパートナーシップ、そして顧客に提供する価値によって支えられている」とコメントしており、AIシフトが同社の事業戦略と合致していることを強調した。

    実際、発表当日の時間外取引ではシスコ株は約1%上昇しており、市場の期待感を裏付ける形となった。

    また、第3四半期(2月〜4月)の実績も好調で、売上高は前年同期比で11%増の141億ドルを記録。特定項目を除いた1株利益も96セントとなり、市場予想の92セントを上回った。

    経済不透明感の中で強さ見せるIT投資、今後のAI関連需要に注目集まる

    シスコの業績見通しは、IT投資が一部の企業で縮小傾向にある中でも、AIインフラへの需要が堅調に推移していることを浮き彫りにしている。大規模なデータセンター運営企業の中には、特定プロジェクトを縮小する動きも見られるが、AI時代に備える企業やクラウドプロバイダーのネットワーク投資は勢いを維持している。
    これは、AIを活用するための基盤整備が「待ったなし」であることを示している。

    第3四半期の製品受注も堅調で、前年同期比で20%の増加を記録。買収したデータ分析企業スプランク(※)の影響を除いた場合でも、新規受注は9%増となった。
    これはAI関連システムに対する信頼と、今後の拡張性を重視する企業のニーズが継続していることを意味する。

    ただし、経済全体としては依然として関税やマクロ経済要因による不透明感が残っており、企業の支出には慎重な姿勢も根強い。
    その中でシスコがAI特需を背景に好調を維持できていることは、同社の製品群が「不可欠な存在」として評価されていることの表れとも言える。

    ※スプランク:リアルタイムでのデータ分析やモニタリングを可能にする企業向けソフトウェア企業。シスコが2023年に買収し、AI時代のセキュリティやデータ活用強化の中核を担っている。

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