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    Wellgistics、XRPでリアルタイム決済 医薬品サプライチェーンを迅速化

    2025年5月8日、フロリダ州の医薬品卸売企業Wellgistics Healthが暗号資産XRP(※)をリアルタイム決済に導入すると発表した。約72億円規模の信用枠調達と併せた動きで、医療サプライチェーンにおける決済の迅速化とコスト削減が狙いとされる。

    目次

    リアルタイム決済でサプライチェーンに変革、XRP採用の背景とは

    Wellgistics Healthは、アメリカ・フロリダ州に拠点を置く医薬品卸売企業であり、同国の医療サプライチェーンを支える企業の一つである。2025年5月、同社は暗号資産XRPをリアルタイム決済に採用し、約5000万ドル(日本円で約72億5000万円)の信用枠の裏付けにも用いる方針を明らかにした。

    医薬品業界においては、銀行を介したACH(自動振替決済)や電信送金による遅延がボトルネックとなる場面が多く、これが供給スピードに直結するという課題を抱えていた。Wellgisticsはこの課題に対し、XRPの採用により解決を図ろうとしている。

    XRPを用いた決済では、従来の数日を要する処理がわずか3〜5秒で完了する見通しだ。薬局ネットワーク間の資金移動や、サプライヤーへの支払い処理が飛躍的にスピードアップする。
    さらに、決済コストがセント(1セント=約1.5円)単位で済むため、日常的な取引におけるコスト効率も高まる見込みだ。

    ※XRP(エックスアールピー):Ripple社が開発した暗号資産(仮想通貨)。主に送金や決済向けに設計されており、処理速度が速く、ブロックチェーン上での追跡性や透明性が高いことが特徴。

    医薬品業界に波及する可能性とWeb3的視点からの注目点

    今回のXRP導入は、単なる決済の高速化にとどまらない。
    XRPによる取引はすべて「XRP Ledger(レジャー)」に記録され、透明性、コンプライアンス対応、リベート(販売奨励金)の追跡、監査可能性といった要件もリアルタイムで満たすことができる。
    これにより、医薬品流通のブラックボックス化を回避し、不正取引の抑止や品質管理の向上に寄与できると思われる。

    また、Web3やDeFi(分散型金融)に関心を寄せるビジネス層にとっても、今回の事例は実社会へのユースケースとして重要な示唆を与えるだろう。
    従来、暗号資産は投機対象と見なされがちだったが、Wellgisticsのような業務インフラへの統合事例が増えることで、ビジネス価値が具体的に可視化されつつある。特に医療・ヘルスケアという厳格な規制と高精度が求められる領域においてXRPが導入されることは、暗号資産の信頼性に対する見方を変える契機になり得る。

    XRPベースのサービス展開がいつ本格化するかは明らかになっていないが、今後は企業間決済の効率性とトレーサビリティを重視する領域において、同様の導入事例が連鎖的に生まれる可能性もあるだろう。

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