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    ワークデイ、AIでアプリ開発を刷新 開発者向け新ツール群を発表

    2025年6月2日、米人事・財務ソフト大手Workdayは、年次開発者イベント「Workday DevCon 2025」において、AIを活用した開発者向けの新ツール群を発表した。
    仮想エージェント管理基盤やウィジェット機能、自然言語対応APIなどにより、アプリ開発の柔軟性と生産性の向上を図る。

    目次

    エージェント管理からAPI連携まで、統合型ツール群を公開

    Workdayが発表した新ツール群は、AIの実装と運用を簡素化し、開発者がより効率的にアプリケーションを構築できるよう設計されている。

    中核となるのは「Agent Gateway」と呼ばれる機能で、開発者はサードパーティー製のAIエージェントをWorkdayの新基盤「Agent System of Record(ASOR)」に統合できる。
    ASORは、仮想従業員チームを編成し、タスクを割り振るなどの機能を備えた管理プラットフォームだ。

    さらに、ユーザー企業は自社で開発したAIエージェントをWorkdayのマーケットプレイス「Workday Marketplace」で販売可能になった。
    チャットボットなどのウィジェットを既存アプリに組み込める仕組みも提供され、AIの機能を顧客向けに直接展開できるようになる。

    加えて、WorkdayのAPIが拡張され、ユーザーは自社アプリ上で自然言語による問い合わせとリアルタイムのAI応答を実現可能になった。これにより、AI活用の自由度が一段と高まる。

    また、新たに発表された「Developer Copilot」は、自然言語での指示に基づいてコード生成やAPIのベストプラクティス提示を行うAIアシスタントであり、同社は最大50%の生産性向上を見込む。

    開発者支援を軸にAI統合加速 効率と創造性に新たな可能性

    Workdayは、複雑化するAI開発環境への対応として、開発者支援を戦略の柱に据えている。
    同社コアソフトウェア担当SVPのMatthew Grippo氏は、「開発者は複雑で断片的なAI環境の中で先進的なアプリケーションを迅速に提供するプレッシャーに直面している」とした上で、新ツール群はその解決策となると語る。

    こうした背景のもと、今回の取り組みは、Workdayが従来の人事・財務管理から、「人材・資金・AIエージェントを一体的に扱うプラットフォーム」へ進化する過程の一環と位置付けられている。

    また、ツール群は、2024年に発表されたAIプラットフォーム「Workday Illuminate」を基盤としており、Illuminateは年間1兆件以上の取引データを処理し、業務文脈の深い理解を可能にしているという。

    ただし、企業内でAIエージェントを自由に連携・展開できる環境は、セキュリティやガバナンスの管理負担を増す可能性もあるだろう。

    「Agent Gateway」は一部顧客への限定提供となるが、その他の機能は年末までに一般提供が開始される予定であり、今後の企業アプリケーション開発のあり方を左右する注目技術となりそうだ。

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