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    地方創生の新たなステップ 「城下町NFTプロジェクト」リリース

    歴史ある福岡県朝倉市秋月の記念イベントにおいて、NFTを活用することが発表されました。
    改ざんされないデジタルグッズであるNFTを販売することで地方の経済を活性化でき、地方創生の文脈で活用されるケースが増えてきました。その地方創生の手段の1つとして注目されているNFTについて、今回の活用方法を考察します。

    目次

    城下町NFTプロジェクトとは

    プレスリリースより

    2023年11月17日、Web3で地域創生を目指すSEED hair designは、技術支援を提供する九州NFTラボと協力し、朝倉市秋月の記念イベントの一環として、秋月藩400年記念公式ロゴマークと秋月非公式キャラクター「秋月うずらくん」との城下町NFTを発行しました。過疎化・少子化問題に対する地方の解決策と、新たな関係人口を創出する「まちづくり」として、今後、このNFTを活用し、市や自治体に加え、地元企業と一緒になって新しい地方創生のスタイルを創っていこうと考えているとのことです。

    NFTを活用してどのようなまちづくりが可能になるのか、朝倉市秋月のNFTの活用方法を具体的に見ていきましょう。

    城下町NFTプロジェクト、秋月藩400年記念公式ロゴマークをNFTで発行

    秋月藩400年記念公式キャラクター&ロゴが新たに発表され、その記念ロゴマークをNFTにし、今後行われる秋月の記念事業や秋月の店舗で2023年12月末まで限定400枚配布されます。このNFTは、のちに特典・クーポン券として活用していく予定であるとのことです。

    秋月の施設、店舗等の各場所にQRコードを設置し、現地に来られた際、お土産として秋月デジタル記念公式ロゴ(NFT)をお持ち帰りいただき、自身のスマートフォンに秋月藩400年記念公式ロゴが記録されることで「秋月に来た」という証明になり・思い出となります。これらは従来の伝統的なお土産品とは異なり、NFTという新しい形の記念品(お土産品)となります。

    このようにNFTの特性を活かすことで、新しい形の観光体験や記念品の提供、さらには観光地自体のブランド価値向上などの可能性に繋がります。また、デジタル化が進む現代社会において、物理的なお土産だけでなく、デジタルなお土産を提供することで、より多様なニーズに対応できるというメリットもあります。

    NFTを簡単に取得できる、九州NFTラボの技術支援

    プレスリリースより

    朝倉市秋月における城下町NFTプロジェクトでは、九州NFTラボの技術支援のもと、手軽で簡単にNFTを取得できるCOMMUNアプリを活用します。

    NFTプロジェクトにおいては、これまでウォレット開設までのハードルが高く、ユーザーの獲得に難しい場面がありました。COMMUNを用いることで、NFTをよりシンプルでお手軽に利用できて使いやすくなります。

    COMMUNとは

    プレスリリースより

    Communアプリは、インストールするだけで登録をしなくてもNFTが簡単に受け取ることができます。
    CommunでのNFT配布方法はQRコードとNFT(ICカード)の2種類があり、コレクション性に優れてインターフェースで、アプリを立ち上げるだけで、いつでも簡単に集めたNFTを見ることができます。また、NFTを取得するだけでなく、認証や通知など様々な機能を有し、NFT発行者様の継続的で効果的な取り組みを可能にします。

    城下町NFTの手順と活用

    秋月の観光施設や特産品店で配布してるQRコードから、デジタルお土産(デジタル コレクティブル)としてスマートフォンから簡単にお持ち帰りできます。NFTにすることで、秋月藩成立400年時に訪れた記念として一生お手元の記録に残ります。
    また再度、秋月に訪れた際は、クーポン券としても使え、観光促進へのリピートアイテムとしてご利用いただけます。

    秋月藩400年記念イベント「フィルム・フェスト秋月」でNFTを配布

    プレスリリースより

    2023年11月24,25,26日に秋月の歴史的建築物を活用した映画祭「フィルムフェスト・アキヅキ」が開催され、今回このビッグイベントからのコラボ企画で、非公式キャラクター「秋月うずらくん」の記念カードNFTを配布することが発表されました。

    秋月映画祭を皮切りに「秋月うずらくん」カードNFTを発行し、2024年4月末まで秋月の各所で200個限定で配布し、映画祭メイン会場(QRコード設置)で取得可能とのことです。

    秋月NFTプロジェクトの背景/目的

    総務省の2022年日本の総人口推計の発表によると、12年連続の減少で前年比55.6万人減であり、この問題は全国の市町村でもすでに発生しており、朝倉市もそのど真ん中に存在しています。f今後、「甘木花火大会ができない」「甘木祇園山笠が継続できない」「空きテナントがなかなか埋まらない」などの問題が増え、それらは「確実に訪れる未来」でもあります。その中で昨今、多くの自治体や大手企業がNFTを導入し、さまざまな角度からファンとの繋がりを築こうと試みています。そこで下記朝倉エリアのIPコンテンツ活用し、民間から市や自治体に働きかけ、新しいかたちの関係人口創出を提案し、町の中から秋月をしっかり盛り上げていこうと考えています。


    ■朝倉エリアのIPコンテンツ

    ・自然
    ・歴史・文化
    ・秋月城下町
    ・伝統工芸
    ・焼き物(小石原焼)
    ・鉄道(甘木鉄道)
    ・ダム(寺内・江川・小石原)
    ・酒造
    ・観光大使「女王卑弥呼」など

    秋月の人たちと「秋月NFT座談会」を開催

    プレスリリースより

    Web3で地域創生を目指すSEED hair designは本NFTプロジェクトを推進する中で、そもそもNFTとは何か等地元の人たちと意見交換をする座談会を開催しています。

    「NFTとは?」から始まったこの座談会は、フワッとしたテーマで集まっていただいたにも関わらず、毎回(第1回・2回とも)予定時間の2時間を超える白熱した意見が飛び交う、とても内容の濃い座談会となりました。このプロジェクトはNFTを地元の方たちと一緒になって進めていくことがとても重要性を秘めています。このプロジェクトが他の地方自治体にも影響を与え、新たな地方創生のモデルとなることを期待しています。

    今後の展望

    ここまで地方創生のためにNFTを活用した福岡県朝倉市のプロジェクトを見てきました。NFTの実装のみでなく、地元の方にNFTとは何かを理解を得るためのイベントを開くというものは、他の地方創生のプロジェクトでも必須のものとなってくるでしょう。

    以下NFTを地方創生のために活用するポイントを下記します。

    地元のIPにおけるNFTの活用を考える

    現在NFTで商品化できるものはある程度決まっています。NFTはデジタルであることが基本のため、画像、動画、音楽、権利等が多く、権利については物理的な商品や体験と結び付けられることが多いです。そのため地元のIPをどのような形でNFTとして商品化し、世界、全国へ発信していくかが重要になります。現在は国内でも地方創生のプロジェクトが増えてきているため、先行事例を研究することが必要不可欠となります。

    NFTで実現できることを地元の方に理解してもらう

    NFTを地方創生に活用するためには、NFTの詳細な技術の理解は不要ですが、NFTがどういうものでどういうこと実現できるのかを地元の人に理解してもらうことは必要不可欠です。そのためには、地元の人とのNFTの勉強会やワークショップ等を開催すると効果的です。また、座学のみではなく実際にNFTを購入してもらうことでより、NFTがどういうものであるのかを体験することができます。

    参考文献

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