AIが生み出す新時代のガールズユニット、「人間と区別がつかない」リアルさ

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2025年3月12日、AI技術を駆使して作成されたガールズユニットのミュージックビデオ(MV)が公開された。HQ.STUDIO傘下のAI.TALKとDreaminaの共同制作によるこの作品は、最新のAI技術「OmniHuman-1」を活用し、まるで本物の人間のようなリアルな映像となっており、注目を集めている。

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AI技術「OmniHuman-1」が可能にしたリアルなキャラクター表現

AI.TALKによれば、今回のMV制作にあたり、デジタルヒューマンに最新のリップシンク機能を適用することで、画面内の複数の人物が自然に歌う演出が可能になったという。
このリップシンク機能には、TikTokを運営するByteDance傘下の企業が開発した「Ji Meng AI」が使われており、ByteDanceが2025年2月に発表した動画生成技術「OmniHuman-1」が基盤となっているとされる。

今回、MVではデジタルヒューマンの作成に「Dreamina AI」、歌詞の生成に「DeepSeek」、編曲や歌唱には「Suno」、アニメーションの制作には「Kling AI」など、A技術をフルに活用したという。

特に、キャラクターの口の動きやジェスチャーが音声と自然にシンクロし、視聴者に違和感を与えない仕上がりとなっている。

MV視聴者からは「これは(人間と)区別がつかない」「バーチャルヒューマンによるエンタメの最前線だ」「現実の人間に100%近いアニメーションを生成できるところまで近づいている」などの反響が寄せられている。

「AIアイドル」という新たなエンターテインメント

「OmniHuman-1」は、1枚の画像と音声や動画などのモーション信号から、リアルな人間の動画を生成する高度なAIフレームワークである。これにより、AIが生成したキャラクターたちの歌やダンスは、従来のアニメーションやCGIとは一線を画すリアリズムを持つという。

今回のMVは、本物の人間のように歌い上げるリアリティと、非常にキャッチ―な曲調、AI技術を活用したキャラクターデザインも、人気のK-POPアイドルを彷彿とさせる可愛らしさがあり、非常に魅力的に思える。

AI技術を駆使したガールズユニットの登場は、エンターテイメント業界に新たな風を吹き込む可能性があると考えられる。AIアイドルなら人間には不可能な音域やスピードなども実現でき、自由度の高い独特な表現が可能になるだろう。

一方で、アイドルであれば握手会やサイン会などの推し活もファンにとって楽しみの一つだろう。今後、実体を持たないAIアイドルが本格的に誕生した場合、どれほどの人気を集められるかについては、まだ未知数と言えそうだ。

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