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AIアプリ×専門家で失語症者に寄り添う ことばの天使がリハビリ支援

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2025年3月25日、NPO法人Reジョブ大阪のリハビリサービス「ことばの天使」は、2025年9月より、AIと言語聴覚士(※)を組み合わせた失語症リハビリ支援サービス「Speech Link」の提供を開始すると発表した。
国内約50万人の失語症者に向け、専門家不足の課題解決とリハビリの継続性向上を目指したサービスとなっている。

目次

AIとプロが協働

国内の失語症患者は約50万人に上ると推測されている。
脳卒中や頭部外傷による言語脳の損傷で発症する失語症は、聞く・話す・読む・書く・計算などの能力に影響を与える後遺症として知られる。
しかし、言語聴覚士の有資格者は約42,000人にとどまり、需要に対してプロが圧倒的に不足しているのが実情だ。

この課題に対応するため、「Speech Link」はAI技術と専門家の知識を融合させたハイブリッド型のリハビリ支援システムとして開発された。
このサービスの特徴は、インストールが不要なウェブアプリとして提供される点にある。
スマートフォンやタブレットさえあれば、場所を選ばずアクセスが可能で、利便性が高い。

リハビリは「宿題モード」と「フリートークモード」の2つの形式で展開される。
宿題モードでは言語聴覚士が設定した課題に取り組み、フリートークモードでは患者が自由に会話を楽しむことができる。
AIが患者の進捗を分析し、その結果をもとに言語聴覚士が適切な指導を行うという仕組みだ。

リハビリの継続性と質の向上に期待

 「Speech Link」の開発を主導したプロジェクトマネージャーの石渡氏は「AIと専門職を組み合わせることで、リハビリサービスの提供方法を根本から改善したい」と意気込みを語っている。
従来の対面リハビリでは通院の負担や頻度の制限があったが、このシステムによって自宅や外出先でも継続的なリハビリが可能になると期待されている。

失語症患者からは「リハビリの頻度を上げたい」という要望が多く寄せられていた。
「Speech Link」はこうした声に応え、専門家のサポートを受けながら日常的にリハビリを行える環境を整備していくことを目指したものだ。
医療関係者からも注目を集めており、限られた専門家リソースを効率的に活用できる可能性が評価されている。

 「Speech Link」では、AIの解析機能により、患者一人ひとりの特性や進捗に合わせたカスタマイズが実現するとみられる。しかし、AIと人間の専門家の役割分担は適切にする必要があるため、責任の所在については明確にしなければならないだろう。
「リハビリの成果や進捗評価に関する最終判断をどちらが担うのか」、「トラブル発生時の対応プロセスはどうなるのか」といった点について、これからは慎重な制度設計が求められる。

AIとプロが協力して提供するリハビリサービスは、言語の壁を越えて、広範な失語症リハビリのプラットフォームとなる可能性を秘めている。
技術の進化とともに、失語症者の生活の質向上に貢献していくことになるだろう。

※言語聴覚士:言語、聴覚、発声、発音、嚥下などの機能に障害のある人に対してリハビリテーションを行う専門職。国家資格であり、医療・福祉・教育など幅広い分野で活躍している。

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