ソニービズネットワークス、生成AIアシスタント「Amazon Q Developer」の導入支援サービスを発表

2025年5月13日、ソニービズネットワークス株式会社は、法人向けICTソリューションサービス「NURO Biz」において、Amazon Web Servicesの生成AIアシスタント「Amazon Q Developer」の導入・運用支援サービスを発表した。
本サービスは、AIを活用したソフトウェア開発効率化の実現を支援するもので、国内企業の開発力強化とDX推進に寄与する可能性がある。

企業の内製開発を加速させる包括的な生成AI導入支援

ソニービズネットワークスが提供を開始する「Amazon Q Developer 導入支援パッケージ」は、生成AIをソフトウェア開発プロセスに本格的に活用するための包括的なサービスだ。
対象となるのは、Amazon Web Services（AWS）が開発したAIアシスタント「Amazon Q Developer」であり、コードの自動生成やレビュー、ドキュメントの作成支援など、開発業務を幅広くカバーする機能を備えている。

今回の支援パッケージには、導入時に必要となる初期構築や設定支援に加え、社内チームの習熟を目的とした勉強会、実運用へのスムーズな移行を促す伴走型支援が含まれる。
これにより、導入企業はAIツールを単なる導入で終わらせることなく、実効性のある業務変革につなげることができる仕組みだ。

生成AI導入がもたらす企業戦略の転換と今後の展望

生成AIを軸とした開発支援サービスの提供は、企業のIT戦略そのものを変える可能性がある。
特に「NURO Biz」のような中堅・中小企業向けICTソリューションにおいては、コストと成果のバランスが重要であり、今回のパッケージはその観点からも注目に値する。

本サービスの主なターゲットは、生成AIによる開発支援を求める中小企業やスタートアップ、またはDX推進に課題を抱える企業だ。特に人材リソースが限られている組織にとっては、短期間でのスキル獲得と導入効果の最大化を両立できることが魅力となるだろう。

生成AI技術の進化は止まらず、今後も多様な業界での活用が進むと見込まれる。
ソニービズネットワークスのこの取り組みは、企業のAI活用を後押しし、日本企業のDX（※）を実質的に進展させる一手となりそうだ。

※DX：デジタルトランスフォーメーション。企業がデジタル技術を活用して業務やビジネスモデルを変革し、競争力を高める取り組み全般を指す。業務効率化にとどまらず、事業構造の革新を含む広範な概念である。