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    博報堂キースリー、米DIMOと提携—自動車データ活用で新たな顧客体験創出へ

    2025年2月26日、博報堂キースリーは、米国発の自動車データ特化型DePIN(※)プロジェクト「DIMO」との提携を発表した。この提携により、日本市場におけるDIMOの展開を支援し、自動車データを活用した新たなエコシステム構築を目指す。

    目次

    データ主導の自動車体験 DIMOと博報堂キースリーの戦略

    DIMOは、ユーザーが自動車データをエコシステムに提供することで報酬を得られる仕組みを構築している。自動車にオンチェーンのアイデンティティを付与し、所有者が自らのデータを管理できるようにすることで、データプライバシーを保護しつつ、新しい顧客体験を提供する。
    現在、DIMOは米国、カナダ、ヨーロッパで事業を展開し、15万台以上の車両と接続されている。

    博報堂キースリーは、DIMOファウンデーションとの連携を通じて、日本市場への展開を加速させる予定だ。
    自動車関連企業や業界リーダーとの協業を深め、DIMOの技術を日本市場に適合させるための計画と実証実験を推進する。博報堂キースリーCEOの重松俊範は、この提携がWeb3技術の社会実装において重要な役割を果たすと述べている。

    Web3技術が変える自動車産業 今後の展望

    この提携により、博報堂キースリーはDIMOの日本市場進出戦略とPoC(概念実証)施策を推進し、日系自動車企業との連携を強化する。
    DIMOの共同創設者であるアレックス・ラウィッツは、博報堂キースリーを日本市場導入の理想的なパートナーと見ている。

    Web3技術の導入は、自動車産業における顧客体験を大きく向上させる可能性がある。
    一方で、日本市場におけるDIMOの導入には課題も多い。
    第一に、Web3技術や分散型データ管理に対する一般ユーザーの理解が不足している点が挙げられる。データプライバシー保護の重要性が叫ばれる一方で、新技術への警戒感も根強く、十分な啓蒙活動が不可欠だ。
    また、自動車メーカーとの連携に関しても、既存のエコシステムとの整合性が問題となる可能性がある。特に日本の自動車メーカーは、独自のコネクテッドカー技術を開発・運用しており、DIMOの仕組みがそれらとどのように統合されるのかが課題となるだろう。
    ユーザーがデータ提供の対価として得る報酬の仕組みや、その法的な位置づけも明確にする必要がある。

    博報堂キースリーとDIMOの協業における具体的な施策や進展については、今後の発表が待たれる。

    ※DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Networks):分散型物理インフラネットワーク。ブロックチェーン技術を活用し、物理的なインフラ(例:通信ネットワーク、エネルギーグリッド)を分散的に構築・運用する概念。

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