食べログがOpenAI「Operator」と連携 AIでお店の予約が可能に

2025年2月26日、食べログはOpenAIのAIエージェント「Operator」との日本向けリサーチ・プレビュー参加を公表した。国内の飲食店検索・予約が一段と効率化されると期待されており、日本での活用が注目される。
食べログとOperatorが生み出す新たな予約体験
食べログは株式会社カカクコムが運営し、国内最大級のレストラン検索・予約サービスとして広く知られている。提供される店舗情報は87万件以上に及び、口コミや評価が豊富である点が特徴だ。
今回の連携により、ユーザーが自然言語で指示を入力すると、Operator(※)がブラウザを自動操作し、食べログ上で適切な飲食店検索や予約の手続きを進められるようになる。
たとえば、「渋谷駅付近でビジネスディナーに適した店を探してほしい」といった要望を伝えるだけで結果が表示される仕組みだ。
従来の手動検索と比べ、時間短縮やスムーズな予約確保が期待され、忙しいビジネスパーソンにとって大きなメリットとなることが予想される。ただし、予約画面でのログイン情報や詳細入力はユーザー自身が行う必要があり、その点での完全自動化はまだ実現していない。
多言語対応とAI技術の発展が導く今後の展望
食べログは2024年にインバウンド向けの多言語版ネット予約サービスを展開する計画を打ち出しており、海外観光客の利用拡大も見込まれる。AI技術のさらなる進化によって、ユーザーごとの好みや目的に合わせた最適な店舗提案が可能になるとも考えられる。
業界内では競合他社の追随も予想され、飲食店予約サービス全体の利便性が高まる局面にあるといえそうだ。
AIエージェントと予約システムの連携は今後のスタンダードになる可能性があり、日本の飲食業界全体へ波及する影響が注目されている。この取り組みが進むことで、日本国内のレストラン検索・予約体験そのものが大きく変わる可能性がある。
※Operator:OpenAIが開発するAIエージェントの名称で、ユーザーの指示に応じてブラウザを自動操作する仕組みを備えている。検索や予約などのタスクを代行し、作業効率向上を目的としている。
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