Lambda、AIクラウドプラットフォームの拡大に4億8000万ドル調達

Web3領域に特化した無料キャリア相談

Web3で働きたい人材と優良企業をマッチングする求人サービスを行っています!
お気軽に「無料キャリア相談」をご利用ください!

2025年2月19日に海外で公表された情報によれば、Lambda Labsが4億8000万ドルを調達し、AIクラウドプラットフォームを拡張する見込みだ。これまでに調達された資本金の総額は8億6300万ドルにのぼる。AI需要が急伸するなか、同社の動向は市場全体にも影響を及ぼすと考えられる。

目次

Lambda Labsが示す資金調達の背景と戦略

Lambda Labsは、AI開発者とエンドユーザー向けに大規模なAIクラウドインフラを提供している企業だ。4月に資金調達を発表して以来、急速に成長している。

今回の4億8000万ドルの資金調達シリーズD(※1)として行われ、Andra CapitalとSGW(※2)が共同リードとなったほか、Andre KarpathyやARK Invest、NVIDIA(※3)などが新たに参加した。
この背景には、生成系AIを含む大規模モデルの普及が進み、高性能GPUを使ったトレーニングや推論の需要が増大していることがある。

Lambda LabsはNVIDIAとの連携を強みに、高性能なクラウドインフラを提供してきた経緯があるが、今回の調達によりインフラとソフトウェアの拡充を一段と加速させる方針だ。
膨大なGPUを展開し、サービスの処理能力と安定性を高めることで、より高度なAI開発が可能になると見られる。
こうした動きは、競争が激化するAI市場で同社の地位を確立するうえでも重要な一歩といえる。

CEO兼共同創設者であるスティーブン・バラバン氏は、「今回の投資により、Lambda Cloudのプラットフォーム、Lambda Model Inference API、Lambda Chat AI Assistantの拡張が加速される」と述べている。

オープンソース推進とAIの民主化への取り組み

同社が注力しているのは、オープンソースモデルの開発を通じたAIの民主化だ。オープンソースAIチャット「Lambda Chat」のような取り組みで技術を広く開放し、誰でも自由に活用できる環境を整える姿勢を示してきた。
これにより、企業だけでなく個人開発者や学術機関も先端的なAIモデルを取り扱いやすくなると考えられる。

今回の調達資金はハードウェア強化にも振り分けられ、中小規模のチームであっても高性能なGPUを安定して利用できるようになる見込みがある。
そうした環境が整うことで、さまざまな分野でのAI活用が一層進展し、業界全体の発展スピードが上がる可能性が高い。

今回の大型調達は、クローズドにとどまらないオープンなAIエコシステム形成の大きな一歩といえるだろう。

※1 シリーズD:スタートアップ企業の資金調達ラウンドの一種で、拡販や市場拡大が目的になることが多い。
※2 Andra CapitalとSGW:テクノロジー分野への投資を専門に行う投資家として知られている。
※3 NVIDIA:高性能GPUの開発で知られる米国企業。

関連記事

あわせて読みたい
DeepSeek、初の外部資金調達を検討か 2025年2月19日、中国のAI新興企業DeepSeek(ディープシーク)が外部資金調達を初めて検討中しており、EC大手アリババ・グループや政府系ファンドが関心を示していると、...

Plus Web3は「Web3領域に特化したキャリア支援サービス」

あわせて読みたい
【Web3転職相談可能!】Web3業界で働くには?必要な手順と大切なことを解説 近年名前を聞くことが多くなったWeb3。 多くのスタートアップが競合を強めたり、大手企業がWeb3業界に参入したりなど、ますます注目を高めています。 しかし具体的にWeb...

Plus Web3では、Web3で働きたい人材と、個人に合わせた優良企業をマッチングする求人サービスを行っています。

  • Web3で働くことも考えている…
  • Web3のインターン先はどこがいいか分からない…
  • どんな知識やスキルがあれば良いのか分からない…

このような悩みを抱える人は、一度「無料キャリア相談」にお越しください。あなたにマッチした優良企業をご紹介いたします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Please Share
  • URLをコピーしました!
目次