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    レッドハット、仮想化・AI製品をAWS Marketplaceで提供開始 日本市場への影響は

    2025年4月2日、レッドハットは自社の仮想化プラットフォームおよびAI製品群を「AWS Marketplace(※1)」で提供したことを発表した。
    本サービスは同月1日より開始されており、20種類以上の製品が利用できる。クラウド環境での柔軟なアプリケーション運用を求める企業にとって、重要な選択肢となりそうだ。

    目次

    AWSとの提携強化 レッドハットが目指す戦略的展開

    レッドハットはオープンソースソリューションのリーダーとして、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援してきた。
    近年、クラウド技術の進化とともに、企業はオンプレミスからクラウドへの移行を加速させている。この流れの中で、AWSとの提携強化は重要な戦略と位置づけられる。

    主要製品である「Red Hat Enterprise Linux AI」は、生成AIの開発や運用をサポートし、「Red Hat OpenShift AI」は機械学習モデルの開発・デプロイを支援する。
    これらの製品は、ハイブリッドクラウド環境を前提に設計されており、クラウドとオンプレミスをシームレスに接続することが可能だ。

    また、AWS Marketplaceでの提供は、従来のライセンス契約とは異なり、従量課金型の「Pay As You Go(PAYGO)Subscription」を導入している。これにより、企業は必要なリソースを柔軟に活用でき、コストの最適化が可能になる。

    日本市場において、特に柔軟なクラウド運用を求める声は多い。
    レッドハットのオープンソース技術は、こうしたニーズに対応し、競合他社と比較しても高いカスタマイズ性と拡張性を提供できる点が強みといえる。

    日本企業にとっての利点と今後の展望

    レッドハットの戦略は、単なる製品提供にとどまらない。今後、AI技術の発展とともに、より高度な機械学習モデルの開発支援や、エッジコンピューティング(※2)領域での展開を進めていく方針だ。

    AWSは現在、「AWS Outposts」や「AWS Wavelength」など、エッジ向けのサービスを強化している。これにレッドハットの技術が組み合わされれば、リアルタイム処理が求められる製造業やIoT分野において、新たな活用シナリオが生まれる可能性がある。

    一方で、クラウド市場の競争が激化する中、レッドハットがAWSにどこまで依存するのかも注目される。マイクロソフトはAzure上でRed Hat OpenShiftの提供をすでに行っており、GoogleもAnthosを通じてコンテナベースのマルチクラウド環境を推進している。

    こうした競争環境の中では、レッドハットがAWSとの協業を強化しつつも、他のクラウドサービスとのバランスをどのように取るかが鍵となるだろう。同社の取り組みが日本市場に新たな変化をもたらすのか、今後の動向が注視される。

    ※1 AWS Marketplace:Amazon Web Services(AWS)が提供するクラウドベースのソフトウェア販売プラットフォーム。企業はこのマーケットプレイスを通じて、各種クラウド製品を簡単に購入・導入できる。

    ※2 エッジコンピューティング:データ処理をクラウドではなく、デバイスやネットワークの近くで行う技術。リアルタイム処理が求められる分野で重要視されている。

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