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    NFT市場の終焉か、新たな序章か X2Y2が3年で閉鎖、AIプロジェクトに舵を切る

    2025年3月31日、NFTマーケットプレイス「X2Y2」は、2025年4月30日をもってサービスを終了すると発表した。
    取引量の急減と市場競争の激化が背景にあるとされ、今後はAI領域への本格的なシフトを進める方針を示している。X2Y2の閉鎖はNFT市場全体の変化と暗号資産業界の潮流を象徴する出来事として注目されている。

    目次

    市場低迷と競争激化が招いたX2Y2の終焉

    X2Y2は2022年に設立され、OpenSeaやLooksRareに続く第3勢力としてNFT取引の領域に登場した。初期には取引手数料の低さやユーザー報酬の仕組みが評価され、短期間で取引量を拡大、最終的には累計56億ドルという取引実績を記録した。

    しかし、この3年間で市場の様相は劇的に変化した。
    NFT市場は2021年に一時的な熱狂に包まれたものの、翌年以降、需要は急減。特に2022年以降は「冷え込み」の一途をたどり、X2Y2における取引量もピーク時と比較して約90%も減少した。
    これは同社だけでなく、業界全体が直面している現象であり、バブル崩壊後の停滞期に入ったとの見方が強い。

    X2Y2の創設者であるTP氏はこの現実を踏まえ「継続可能なビジネスモデルを構築するのは困難」と判断し、NFT関連事業からの完全撤退を決断した。
    競争環境が厳しさを増すなかで、同社のような中堅プラットフォームが生き残ることの難しさが示された象徴的な事例と言えるだろう。

    AIへの転身と市場の反応、浮かび上がる次なる可能性

    X2Y2の閉鎖と同時に注目されたのが、AIプロジェクトへの転換である。
    TP氏は「NFT事業からの撤退は終わりではなく、新たな始まりだ」と語り、AI技術を中核としたプロジェクトへの移行を公表した。「許可なしでの収益生成」をテーマに掲げ、従来の中央集権的モデルに依存しない形での価値創出を目指しているという。

    この「許可なし」という概念はブロックチェーンの非中央集権性を活かし、ユーザーが自らの判断で資産を管理することを指すと思われるが、具体的な実装や仕組みについて詳細はまだ明らかになっていない。
    しかし、TP氏の発言からは暗号資産×AIという新領域への挑戦意欲が感じ取れる。

    一方で、市場はこの動きを冷静に受け止めている。
    X2Y2の閉鎖発表後、同プラットフォームのトークン価格は約7%下落。これは投資家が今後のNFT市場に対して慎重な姿勢を取っていることを示している。
    だが同時に、ゲーム領域やコンテンツ認証など新たな実用性を軸としたNFTの可能性も浮上しており、業界全体が次のフェーズへ移行しつつある兆しとも読み取れる。

    NFTとAIという異なる分野の融合は、現時点では未知数でありつつも、停滞するWeb3業界にとっての「突破口」になり得るのではないだろうか。
    今後は、こうした動きが他の中小プラットフォームにも波及し、新たなビジネスモデルが模索される流れが強まると予想できる。
    市場が本格的に再活性化するかどうかは、今後数年の技術進化と規制整備の進展に左右されるだろう。

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