前澤友作氏、”株が貯まる”新クレジットカード「KABU&カード」を発表 株引換券で新たな投資機会を提供

2025年3月13日、実業家の前澤友作氏が率いるカブ&ピースは、新たなクレジットカード「KABU&カード」を発表した。このカードは日常の買い物を通じて株引換券を貯められる、日本初の仕組みを提供する。株主になる機会を増やし、資本主義の新しい形を目指す取り組みとして注目を集めている。
株引換券で投資へのハードルを下げる「KABU&カード」
前澤友作氏が手掛ける新サービス「KABU&カード」は、クレジットカード利用者が日々の支出を通じて株引換券を獲得できる画期的な仕組みだ。
具体的には、利用額200円ごとに1枚の株引換券が付与され、さらに「KABU&プラス会員」になると同額で2枚獲得できる仕組みとなっている。
株引換券は1枚1円としてカブ&ピースの未公開株と交換できる。交換期間は5月2日~23日までとなっている。期間内に本人確認手続きと、申し込み手続きを完了する必要がある。
「KABU&カード」は、国内外のJCB加盟店約5300万店で利用でき、幅広い支払いに対応することで、利用者が効率的に株を引き換えることを可能にしている。
年会費無料で提供される点も魅力の一つだ。クレジットカードに付随するETCカードや家族カードも年会費無料で提供されており、利便性の高いサービスを提供する。
カードの事前予約は2025年4月中旬からスタートし、申し込みは先着順で行われる予定だ。最短5分で即時発行できる一方、月間発行枚数に上限が設けられているため、早期の申し込みが推奨されている。
資本主義の新しい形を目指して
「KABU&カード」の発表は、特に若年層やこれから投資を始めようとする層に大きなインパクトを与えると考えられる。
従来のポイント還元型クレジットカードとは異なり、日々の買い物が投資の一歩となるため、利用者が自然に株主となる道を開くだろう。
前澤氏はこの新サービスを通じて、資本主義をより多くの人に開かれたものにすることを目指している。
これにより、資本主義の「民主化」を図り、株主としての意識を高めることができるのではないかと期待されている。
「KABU&カード」が導入されたことで、既存の金融サービスとの競争が加速することが予想されるが、前澤氏はこの競争がさらなる革新を生むと見込んでいるとみられる。
消費者やメディアの反響も大きく、これまでにない金融体験が提供されることに期待がかかる。