KoeeruとFIMMICKが協業 香港・台湾でゼロパーティデータを活用した新マーケティングソリューション

2025年3月12日、Koeeru(コエル)と香港のFIMMICKが協業を開始したことを発表した。
Koeeruが得意とする「顧客の声を活用したマーケティング戦略」と、FIMMICKの「デジタルマーケティング基盤」を組み合わせることで、香港と台湾市場に向けた新たなマーケティングソリューションを展開する。
KoeeruとFIMMICKの協業がもたらす新たなデジタルマーケティング戦略
KoeeruとFIMMICKの協業は、ゼロパーティデータを活用したデジタルマーケティング戦略の強化を目的としている。ゼロパーティデータとは、ユーザーが企業に対して自発的に提供するデータのことであり、企業にとっては信頼性の高い情報源となる。
この協業により、Koeeruが収集・分析したゼロパーティデータをFIMMICKのデジタルマーケティング基盤に統合し、ターゲティング精度とパーソナライズ効果を向上させることが可能になる。
具体的なターゲティングとパーソナライズの手法として、FIMMICKの高度なデータ分析技術を活用し、顧客の行動パターンや嗜好を正確に把握する。これにより、ユーザー個々のニーズに対応したマーケティング施策の展開が可能になる。
また、Koeeruが強みとするVOCデータを活用し、ユーザーのリアルな声を反映した広告やプロモーションが実現できる。
協業によるメリットと今後の展望
今回の協業によって、対象業界が拡大する見込みである。
これまでは旅行業や観光業が主なターゲットだったが、小売業や飲食業、エンターテインメント業界などにも展開されることになる。特に現地市場での消費行動を踏まえたデジタルマーケティングが可能となり、企業の収益拡大に貢献するだろう。
また、日本企業の香港・台湾市場への進出支援にもつながるだろう。
FIMMICKが持つ現地ネットワークとマーケティングノウハウと、KoeeruのVOCデータを組み合わせることで、現地の文化やトレンドを踏まえたキャンペーン施策や、ブランド認知度向上を実現できる可能性がある。
加えて、個人情報保護規制への対応も強化されるだろう。
ゼロパーティデータはユーザーが自発的に提供するため、データ収集や活用において規制への対応がしやすい。
総じて、今回の協業により、データ統合やマーケティング戦略の策定プロセスが改善される見込みである。データの透明性と信頼性が向上し、顧客との関係強化につながるだろう。
KoeeruとFIMMICK双方の事業成長が期待される。