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    NTTドコモ、25年度「AIエージェント」提供へ意欲 ユーザーデータ活用し個別対応型サービスを構築

    2025年3月4日、NTTドコモの前田義晃社長は、ユーザーの生活に寄り添うAIエージェントの提供を2025年度中に計画していることを明らかにしたという。スペイン・バルセロナで開催中の展示会「MWC25」での、ケータイWatch本誌インタビューで語った。ユーザーのデータを活用し、個人に合わせた応答が可能なエージェントを目指すとのことだ。

    目次

    従来の「iコンシェル」とは一線を画す新アプローチ

    前田社長はインタビューで、AIエージェントの開発プロセスについて言及した。ユーザーの生活に寄り添うエージェントを構築するには、個人のデータを活用する必要があるという。

    従来、NTTは「iコンシェル」というユーザーエージェント機能を提供していた(現在はサービス終了)。これは、画面上のキャラクターが端末内やウェブ上の情報を提供してくれるサービスだったが、今回のエージェントはこのサービスを発展させ、よりパーソナライズされた新たなアプローチを採用するという。

    新たなエージェント開発には若手スタッフを起用した。前田社長は、「エッジが立っているものを含めて、面白いことが実現できれば」との発言をしており、従来の枠にとらわれない革新的なサービスへの期待がうかがえる。ユーザーが普段利用するサービスを学習し、その人に合わせた応答ができるエージェントの構築が進められているということだ。

    NTTグループは現在、生成AIモデル「tsuzumi(※)」を開発しているが、ドコモはこれに固執せず様々なAIモデルの活用を視野に入れているという。

    ※tsuzumi:NTTグループが開発している日本語に特化した生成AIモデル。日本語の文脈や表現を適切に理解・生成することを目的としている。

    AIエージェントのポテンシャル

    現在、国内外で、AIエージェントへの注目が集まっている。AIエージェントとは、タスクを自律的に実行できるAIシステムを指し、これまでのAIサービスよりもより能動的に働くことができる。2月10日には、OpenAI社CEOのサム・アルトマン氏が自身のブログで、トップ企業で数年の経験を持つエンジニアと同等の能力を持つAIエージェントが出現すると予測し、話題を集めた。

    今回の発表も、そうした自律的なAIエージェントのトレンドを意識したものだろう。ユーザーの日常生活に深く関わるモバイルサービスを提供するドコモが、AIエージェントという形でさらに個人に寄り添ったサービスを展開することになれば、業界全体に大きな影響を与える可能性が高い。
    一方で、一言でAIエージェントと言っても、どの程度自律的で、どのくらい便利なサービスであるかはばらつきが大きく、ドコモのエージェントの実像も、慎重に見極める必要がある。

    前田社長は「ユーザーに先回りしたサービス」という概念を掲げたが、どのような形で実現されるのか、今後の展開に注目が集まるところである。

    参考 : https://plus-web3.com/media/sa593ai/

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