メタプラネット、約20億円分のビットコイン追加購入 保有量2235BTCに

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2025年2月25日、メタプラネットは新たに135BTCを約19億3900万円で追加購入したと発表した。

同社のビットコイン総保有量は2235BTCとなり、累計購入額は約278億円に達した。この動きは、同社の積極的なビットコイン投資戦略の一環である。

目次

ビットコイン追加購入の詳細と経営指標の変化

今回の購入は、1BTCあたり約1436万円で行われた。メタプラネットは2024年10月から「BTCイールド」を主要経営指標として採用しており、これはビットコイン保有総額と完全希薄化発行済株式数の比率の変化を示すものだ。

2024年第4四半期には309.8%を記録し、2025年第1四半期(2月25日時点)では23.2%となっている。この指標の変化は、同社のビットコイン投資戦略の効果を測る重要な要素と考えられる。

さらに、同社はBTCイールドの安定化を目指し、資産運用の多角化にも取り組んでいる。

特に、ビットコインの活用方法としてレンディングやステーキングを検討しており、収益の最大化を図る方針だ。

市場のボラティリティを考慮しながらも、企業価値を向上させる手段として、今後も継続的な購入を計画している。また、企業としての透明性を維持するために、四半期ごとの財務報告でビットコインの保有状況を詳細に公表することも進められている。

このような施策は、投資家の信頼を高めるだけでなく、ビットコインを戦略的に活用する企業としてのブランド価値を強化することにもつながるだろう。

最近の動向と今後の展望

直近では、2025年2月20日に68.59BTCを追加購入し、総保有量が2100BTCに達したことを発表している。さらに、新株予約権の発行やEVO FUNDからの40億円の資金調達など、戦略的な資金調達を通じてビットコインへの積極的な投資を続けている。

メタプラネットは、2025年末までに1万BTC、2026年末までに2万1,000BTCの保有を目標として掲げている。この目標が達成されれば、同社はビットコインの主要保有企業としての地位を確立することになる。

しかし、ビットコイン市場は依然として不安定であり、価格変動や規制の影響を受けやすい。そのため、同社の財務状況や株価もこれらの要因に左右される可能性が高い。

また、ビットコイン購入のための資金調達手段として新株予約権の行使や社債発行を続ける場合、株式の希薄化や債務増加といった懸念もある。

総じて、メタプラネットのビットコイン投資戦略は高いリターンを期待できる一方で、相応のリスクも伴う。今後の市場動向や規制の変化を注視しつつ、柔軟な対応を行うことが求められるだろう。

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