デジタルミラー型ドラレコ発売　ドラレコは録画機器から運転サポート機器へと進化を遂げる

2025年2月13日、株式会社PlayWingsは、AIカメラを搭載したデジタルミラー型ドライブレコーダー「AN-R078」を発表した。この製品は、車両や歩行者の動きをリアルタイムで検知し、ドライバーに警告を発信する機能を備えている。

2月17日からクラウドファンディングサービス「Makuake」で販売が開始される予定であり、運転中の安全性向上が期待されている。

AIが運転をサポート、次世代デジタルミラー型ドラレコの登場

PlayWingsが開発した「AN-R078」は、デジタルミラー型ドライブレコーダーだ。前後にカメラを搭載し、運転中の周囲の状況を常時監視することが可能である。

AIによる動体検知機能が搭載されており、車両や歩行者の動きをリアルタイムで分析し、危険を察知した際にはドライバーに警告を発信する仕組みになっている。未然に事故を未然に防ぐことができる強力な運転サポートツールだ。

直感的に操作可能なデザインも特徴的で、ドライバーが簡単に使用できるよう配慮されている。IPSスクリーンを採用しているため、昼夜を問わず高い視認性を確保しており、逆光や暗所でも鮮明な映像を記録することができる。

高機能化が進むドラレコ市場、安全性と利便性の両立へ

本製品は、2025年2月17日14時からクラウドファンディングサービス「Makuake」で販売が開始される予定である。

クラウドファンディングを通じて、ユーザーからのフィードバックを受けながら製品の改良を進める方針だ。PlayWingsは、AI技術を活用した新たな安全運転支援ツールとして、デジタルミラー型ドラレコの普及を目指している。

近年、ドライブレコーダーの需要は高まっており、特にAI技術を搭載した製品が注目を集めている。従来のドライブレコーダーは、事故後の証拠映像を記録することが主な機能であったが、AIを活用することで、運転中の危険を事前に察知し、ドライバーに警告を行うことが可能になった。これにより、運転中の注意力を高めることができ、事故のリスクを低減することが期待されている。

特筆すべきは、デジタルミラーとしての機能性だ。通常のルームミラーでは死角となりやすい後方視界を、カメラ映像によってクリアに表示する。これにより、雨天時や夜間の視認性が大幅に向上し、より安全な運転が可能となる。

ナビゲーションシステムとの連携機能も搭載されている。前後の録画映像やライブ映像をナビの大画面で確認できるため、万が一の事故や「あおり運転」の際にも、その場で状況を確認することができる。

一方で、このような高機能化に伴う課題も存在する。
たとえば、AIによる判断の精度や、ドライバーの過度な依存による注意力低下などが懸念されている。製造元は、「運転支援機能はあくまでドライバーをサポートするものであり、全ての危険を回避できるわけではない」と注意を促している。

AI技術の進化により、ドライブレコーダーは単なる記録装置から、運転支援システムへと進化を遂げている。PlayWingsの「AN-R078」は、その先駆け事例となるであろう。

PlayWingsは、今後も技術革新を進め、より安全な運転環境の実現に貢献していくことが期待される。