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    Amazon Music、生成AIで音楽発見体験を刷新 米国で新レコメンド機能のベータ版開始

    米Amazon Musicは2025年5月20日、AWSの生成AI「Amazon Bedrock(※)」を活用した新たな検索・レコメンド機能のベータ版を米国内の一部ユーザーに提供開始した。
    生成AIによる多角的な音楽提案で、音楽発見体験の質を高める狙いだ。

    目次

    Amazon Music、新AI検索で関連曲やアーティスト提案

    このベータ版では、ユーザーが特定のアーティストや楽曲を検索すると、関連するプレイリストや同ジャンルのアーティスト、過去の人気曲などを幅広く提示する仕組みが採用されている。

    具体的には、アーティスト名「Jelly Roll」を入力した場合、彼の代表的なバラードやLainey Wilsonとのデュエット曲「Save Me」が提案されるほか、同系統のカントリーやポップスのアーティストもリストアップされる。
    また「BLACKPINK」を検索すれば、グループの代表曲だけでなく、メンバー個々のソロ活動や、Lady Gagaとのコラボレーションといった関連情報が集約される。

    Amazon Musicのゼネラルマネージャー、ライアン・レディントン氏は「検索を音楽発見の旅に変えるものであり、ファンが好きなアーティストの世界をより深く探求し、新たなお気に入りを見つける手助けとなる」と述べ、本機能の有用性を強調した。

    現時点では、米国のAmazon Music Unlimitedの一部iOSユーザー限定で提供されているが、将来的には対象アーティストや機能の拡充が計画されている。

    AIによる音楽推薦、拡張する市場とリスクの均衡点

    AIを活用した音楽推薦は、今後の市場拡大の原動力になる可能性がある。
    特に、生成AIによるレコメンドは従来のアルゴリズムでは拾いきれなかった潜在ニーズを顕在化させ、リスナーの聴取時間やプラットフォーム滞在時間を伸ばす効果などが期待できる。

    また、アーティスト側にとっても、既存ファンだけでなく、これまでリーチできなかった層に音楽を届ける新たなチャネルとなりうるだろう。
    マーケティング視点では、AI主導のレコメンドがバイラル(口コミ)効果を生み、SNSシェアを通じて楽曲やアーティストの認知度向上につながる点も注目できる。

    一方で、AIによる推薦が一部のジャンルやアーティストに偏る可能性も考えられる。これにより、多様性の確保や新規アーティストの発掘を妨げてしまう懸念もあるだろう。
    アルゴリズムの透明性や推薦基準の説明責任は、今後のユーザー信頼のカギを握る要素になると思われる。

    日本市場での展開は未発表だが、同様の潮流は国内音楽サービスにも波及する可能性が高い。
    AIによる音楽発見体験がどこまで広がり、業界構造に影響を与えるか、今後の動向から目が離せない。

    ※Amazon Bedrock:AWSが提供する生成AIサービス。複数の大規模言語モデル(LLM)をAPI経由で統合的に利用可能にし、企業向けAIアプリケーション開発を支援する。

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